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予想とまとめ

週間為替展望(ドル/ユーロ)-日銀会合、ECB理事会に注目
2025/12/12 11:23
◆ドル円、日銀金融政策決定会合では利上げ予想、植田日銀総裁会見に注目
◆中国の対日制裁強化は円売り材料に
◆ユーロドル、ユーロ圏12月製造業・サービス業PMIやECB理事会に注目

予想レンジ
ドル円   153.00-157.00円
ユーロドル 1.1550-1.1950ドル

12月15日週の展望
 ドル円は、18-19日に利上げが予想されている日銀金融政策決定会合での結果を確認した後、植田日銀総裁の記者会見で、来年のスケジュール感やターミナルレートなどへの言及を確認することになる。また、12月調査の日銀短観での景況感や11月の全国消費者物価指数(CPI)にも注目しておきたい。植田総裁は、これまで利上げを実施してもそれが最終ではなく、1.00-2.50%の間に分布しているとされる中立金利水準に戻るまで利上げを続けるとの見解を示しているが、実質金利の算出基準を従来使用してきた日銀推計の予想物価(2.0%)からCPIに置き換える意向を表明。この新方式では、ターミナルレートが下限の1.00%付近から上限の2.0%台になるとの憶測も台頭しており、総裁の見解に注目が集まっている。

 また、ドル円が年初来高値に迫っていることから、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性にも警戒しておきたい。高市首相も、片山財務相と同様に「過度な変動や無秩序な動きには必要に応じて適切な対応を取る」と円安を牽制する発言をしている。

 一方、米国では今月中旬に予定されている「エプスタイン文書」が公開された場合、内容次第では、故エプスタイン氏とトランプ米大統領の関連性が再び問題視される可能性がある。トランプ政権を支えてきた保守派MAGA陣営の離反が表面化すれば、2026年秋の中間選挙での敗北や、レームダック化が懸念される状況となるだろう。共和党は、ニューヨーク市長選挙やバージニア州、ニュージャージー州知事選挙、更には今週、トランプ米大統領地盤のフロリダ州内で30年近く支配してきたマイアミ市長選挙でも敗北している。

 また、抗日戦争勝利80年を迎える中国では、13日は南京事件の追悼日となっており、レアアースの禁輸措置などの強硬策が打ち出される可能性も否定できない。その場合、日本経済は大きな打撃を受けることになり、円売り・株売り要因となるだろう。

 ユーロドルは、12月のユーロ圏製造業・サービス業PMI速報値を見極めた後は、金利据え置きが予想されている欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ打ち止めを巡る協議に注目。次期ECB総裁候補のシュナーベルECB専務理事は、「次の動きが利上げという見方に異論はない」と述べている。また、フランス議会で年内成立を目指している2026年予算案の行方にも注目しておきたい。

12月8日週の回顧
 ドル円は、強い米雇用指標を受けて米長期金利が大幅な上昇となるにつれて156.95円まで値を上げたものの、FOMCで予想通りの0.25%利下げが決定されたほか、短期国債購入制度が導入されると154.95円まで反落している。

 ユーロドルは、FOMC後に一目雲を上抜け。一時1.1763ドルまで買い上げられた。また、ユーロ円は182.75円まで上昇。ユーロ導入後の高値を更新した。(了)

(執筆:12月12日、9:00)

国内イベントスケジュール

2026/01/19 06:15
19日
08:5011月機械受注
13:3011月鉱工業生産確報
13:3011月設備稼働率
13:3011月第三次産業活動指数
日銀、保有する上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(J-REIT)の売却開始
22日
日銀金融政策決定会合(1日目)
08:5012月貿易統計(通関ベース)
08:50対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
23日
08:3012月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合)
08:3012月全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く)
15:30植田和男日銀総裁、定例記者会見
通常国会が召集
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。

海外イベントスケジュール

2026/01/19 06:30
19日
11:0010-12月期中国国内総生産(GDP)
11:0012月中国鉱工業生産
11:0012月中国小売売上高
19:0012月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
19:0012月ユーロ圏HICPコア改定値
22:3012月カナダ消費者物価指数(CPI)
米国(キング牧師誕生日)、休場
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議、スイス・ダボス、23日まで)
20日
16:0012月独生産者物価指数(PPI)
16:0012月英雇用統計(失業率/失業保険申請件数推移)
16:009-11月英失業率(ILO方式)
16:3012月スイス生産者輸入価格
18:0011月ユーロ圏経常収支(季節調整済)
19:001月独ZEW景況感指数
19:001月ユーロ圏ZEW景況感指数
19:0011月ユーロ圏建設支出
21日
01:30ナーゲル独連銀総裁、シュレーゲル・スイス国立銀行(SNB)総裁、講演
16:0012月英CPI
16:00CPIコア指数
小売物価指数(RPI)
16:30ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
17:0012月南アフリカCPI
18:15ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
20:0011月南アフリカ小売売上高
21:00MBA住宅ローン申請指数
22:3012月カナダ鉱工業製品価格
22:3012月カナダ原料価格指数
24:0010月米建設支出
24:0012月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
22日
03:00米財務省、20年債入札
03:30ナーゲル独連銀総裁、講演
09:3012月豪雇用統計(失業率/新規雇用者数)
17:3012月香港CPI
18:00ノルウェー中銀、政策金利発表
20:00トルコ中銀、政策金利発表
21:30ECB理事会議事要旨(12月17-18日分)
22:30前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数
22:307-9月期米GDP改定値
米個人消費/コアPCE改定値
22:3011月米個人消費支出(PCE)
11月米個人所得
11月米PCEデフレーター
11月米PCEコアデフレーター
24:001月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
23日
02:00EIA週間在庫統計
06:4510-12月期ニュージーランド(NZ)CPI
09:011月英消費者信頼感指数(Gfk調査)
14:0012月シンガポールCPI
16:0012月英小売売上高
16:451月仏企業景況感指数
17:151月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
17:151月仏サービス部門PMI速報値
17:301月独製造業PMI速報値
17:301月独サービス部門PMI速報値
18:001月ユーロ圏製造業PMI速報値
18:001月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
18:301月英製造業PMI速報値
18:301月英サービス部門PMI速報値
18:30グリーン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
19:00ラガルドECB総裁、ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事、講演
22:3011月カナダ小売売上高
23:451月米製造業PMI速報値
23:451月米サービス部門PMI速報値
23:451月米総合PMI速報値
24:0011月米景気先行指標総合指数
24:001月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
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