株式明日の戦略-終日軟調も売り圧力は限定的、新興市場優位の流れが強まるか
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 15日の日経平均は4日ぶり反落。終値は104円安の23454円。昨晩の米国株は大幅高となったが、前日の先物の上昇で織り込んでいたこともあり下落スタート。案外の初動を受けて、前場では一時下げ幅を200円超に広げた。しかし、下値を探っていたのは開始1時間くらいまでで、その後はじわじわと値を戻した。後場に入ると下げ幅を2桁に縮める場面もあったが、節目の23500円に迫ったところでは戻り売りに押され、結局100円近い下落で終えた。新興市場が強く、マザーズ指数とジャスダック平均は終日プラス圏で推移し、かつ高値圏で取引を終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆1300億円。業種別では海運やサービス、銀行などが上昇している一方、鉄鋼や空運、鉱業などが下落している。ハイテク株の一角が強く、レーザーテックが後場上げ幅拡大で5%を超える大幅上昇。半面、1Qが2桁の最終減益となったHameeが急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり828/値下がり1248。売出価格が決定した通信のソフトバンクが3%近い上昇。売買代金は全市場でトップと商いを集めた。治験に関するリリースを材料にサンバイオがストップ高。マクアケやメルカリなどマザーズの主力銘柄に買いが入り、サンアスタリスクやT&Sなど直近IPO銘柄にも資金が向かった。業績関連では1Qが営業黒字に転換したフィットがストップ高。上期が2桁の営業増益となったMマートはストップ高比例配分と買いが殺到した。ほか、大阪万博担当相が設置されるとの観測を手掛かりに杉村倉庫が後場に入って値を飛ばした。一方、「プレイステーション5」の生産台数を下方修正するとの観測が報じられたソニーが大幅安。本日が公募株の受渡日となるアサヒGHDが3%近い下落となった。JR東日本やJALなどレジャー関連が軟調。ジェネレーションパスやエニグモが決算を材料に急落した。

 日経平均は米国株の上昇についていけず、終日マイナス圏で推移した。ただ、売り一巡後は下げ渋り、高値圏で終えるなど底堅さも見せた。半導体関連や新興銘柄など局地的には米国株高に連動できたものもあり、警戒ムードが強まるような売られ方ではなかったと言える。FOMCや日銀会合の結果を消化するのは木曜17日となるため、あすも様子見姿勢の強い地合いは続くと思われる。大型株は手掛けづらく、きょうの動きが良かった新興市場の優位性が強まりそうだ。マザーズ指数はきょうの大幅高で9月2日につけた高値1183pが射程圏内に入ってきた。足元ではもたつきながらも右肩上がりの25日線がサポートとして効いており、依然として基調は強い。今週は17日に久々のIPOがあり、翌週4連休を終えた後から月末(9/30)までには、6営業日で8銘柄が新規上場する。8月のIPOでは急騰銘柄が続出し、マザーズ市場全体にも好影響が波及した。8月の再来を予感させるような動きが新興市場で見られるかに注目したい。
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