ニューヨーク外国為替市場概況・16日 ドル円、小反落
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 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反落。終値は105.40円と前営業日NY終値(105.45円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。アジア時間に一時105.19円と日通し安値を付けたものの、海外市場ではじり高の展開に。9月米小売売上高や10月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値など良好な米経済指標が相次ぐと、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢に。24時過ぎに105.44円付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値105.45円を上抜けることは出来なかった。前日の高値105.49円や14日の高値105.52円など105円台半ばでは上値の重さも意識される。NY中盤以降は週末を控えたポジション調整の動きが主体となり、値幅6銭程度の狭いレンジ取引に終始した。
 なお、若田部昌澄日銀副総裁はパネル討論会で「日銀は為替レートを目標にしていないが、為替の動きを非常に注意して追い続けている」「為替レートがインフレに及ぼす影響に留意する必要」などと述べたと伝わった。

 ユーロドルは小反発。終値は1.1718ドルと前営業日NY終値(1.1708ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から欧米株株価指数が上昇すると、リスク・オンのドル売りが先行。21時30分前に一時1.1746ドルと日通し高値を更新した。ただ、9月米小売売上高態など良好な米経済指標が相次ぐと、徐々にドル買い戻しが優勢となり1.1713ドル付近まで上げ幅を縮めた。

 ユーロ円は5営業日ぶりに小反発。終値は123.48円と前営業日NY終値(123.45円)と比べて3銭程度のユーロ高水準。21時30分過ぎに一時123.71円と本日高値を付けたものの、買い一巡後は123円台半ばで値動きが鈍った。

 ポンドドルはブレグジット絡みの報道に一喜一憂する神経質な値動きだった。ジョンソン英首相はこの日、「欧州連合(EU)側の交渉姿勢に変化がない限り、合意できない」と明言。英BBCなどのインタビューを通じて「自由貿易協定(FTA)なしの結果に備える必要がある」と国民や経済界に呼びかけた。英国とEUの交渉が決裂し、経済が混乱するリスクが高まりポンド売りが出た。半面、ジョンソン氏が決裂を表明しなかったことで「交渉継続の余地は残されている」と判断されて、ポンド買い戻しも入った。市場では「交渉上の駆け引き」との見方があった。
 その後も「バルニエEU首席交渉官とフロスト英首席交渉官は来週初めに再交渉することで合意」との報道にポンド買いで反応した一方、「フロスト氏はバルニエ氏の訪英を断った」との報道にポンド売りで反応するなど、1.29ドル台前半で売買が交錯した。取引終了前には、米格付け会社ムーディーズが英国を格下げしたことを受けてポンド売りが出た。

本日の参考レンジ
ドル円:105.19円 - 105.45円
ユーロドル:1.1694ドル - 1.1746ドル
ユーロ円:123.12円 - 123.71円


(中村)
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