NY為替見通し=米住宅関連指標や日銀関連の観測報道に留意しつつ年末相場に対応

 NYタイムは、24時に12月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数の発表となる。市場予想は37で、前月11月の34を上回り、5カ月ぶりに改善するとの見方だ。

 大きな動意につながるとは思わないが、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を左右する消費行動など裾野の広い分野に影響を及ぼすことが考えられる住宅関連指標の1つとなる。足もとで大きな反応はなくとも米金融政策に関する今後の思惑の行方を示唆する数字となることもあるため内容を注視したい。

 明日に日銀金融政策の結果発表を控えるなかでの観測報道にも警戒が必要となる。事前に備えることができない材料だけに、年末相場で取引が薄いなかの荒っぽい動きにつながるリスクがある。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、8日ロンドンタイム安値143.72円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、先週末15日安値141.43円。

(関口)
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