今日の株式見通し-堅調か ナスダックの高値更新や円安進行が追い風に

 東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落し、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は196ドル安の39806ドルで取引を終えた。決算発表を前にエヌビディアが買われ、マイクロンなど他の半導体株にも強い動きが見られた。ナスダックは史上最高値を更新している。一方、ダウ平均はJPモルガン・チェースの大幅安が響いて終盤に値を崩した。ドル円は足元156円20銭近辺で推移している。複数のFRB高官から早期利下げに慎重な発言が出てきたことで、米10年債利回りは上昇し、為替はドル高(円安)に振れた。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて225円高の39295円、ドル建てが240円高の39310円で取引を終えた。

 ダウ平均の下落は個別要因が大きく、日本株はナスダック高の方に強い反応を示すだろう。米国同様に半導体株に資金が向かうと思われるが、その場合、日経平均にはプラスの影響が大きく出やすい。為替が円安に振れていることも日本株にはフォローの材料。日経平均はきのう終値で39000円を上回ったが、きょうもプラススタートが見込まれることで、追随買いが入りやすくなると期待できる。売り材料に乏しい中、CME225先物に寄せて高く始まり、場中も強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは39200円-39600円。
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