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ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下値堅い

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では147.10円と22時時点(146.92円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。23時過ぎに一時146.53円付近まで下押ししたものの、そのあとは米長期金利の切り返しとともに買い戻しが優勢となり147.24円付近まで持ち直した。
 米労働省統計局(BLS)が発表した年次ベンチマーク改定の速報値は年間91.1万人の下方修正となった。市場では70万人から80万人程度の下方修正が見込まれていたものの、一部の金融機関では100万人近くの下方修正が予想されていたため、結果が伝わると売買が交錯した。

 ユーロドルは頭が重かった。24時時点では1.1731ドルと22時時点(1.1737ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用者数の年次ベンチマーク改定の速報値が伝わると1.1762ドル付近まで上昇したものの、すぐに失速。24時過ぎには1.1722ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は小幅高。24時時点では172.55円と22時時点(172.44円)と比べて11銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの失速に伴う売りが出た半面、ドル円の持ち直しにつれた買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.31円 - 147.58円
ユーロドル:1.1722ドル - 1.1780ドル
ユーロ円:172.14円 - 173.53円


(中村)
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