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東京為替見通し=円売り・ドル買いの地合い続くなか、介入警戒感も高まる

 昨日の海外市場でドル円は4日続伸。まとまった規模の売りに押されて一時157.32円まで下げる場面があったが、一巡後はロンドン・フィキシングに向けてドル買いのフローが観測されたほか、米10年債利回りが上昇に転じたことで158.42円まで反発した。ユーロドルはドル買いの流れに沿って1.1666ドルまで下押し。ユーロ円はドル円につれた動きとなり、184.06円まで下落した後に184円台後半まで下げ渋った。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、為替介入への警戒感や米中首脳会談などをにらみながらの取引となることが予想される。為替市場では円安・ドル高傾向が続いており、本邦通貨当局者からの発言にも注意が必要となりそうだ。

 米国では今週発表された物価統計が予想比で上振れたことから利下げ期待が後退し、米長期金利は上昇傾向にある。円売り・ドル買いの流れが続く中で、昨日は6日につけた直近高値の157.94円を上抜けてきた。4月30日に政府・日銀の為替介入によって急落した後の戻り高値を超えたことで上値余地は拡大。同時に市場では為替介入への警戒感も高まっており、今週は介入警戒感などを手掛かりにした一時的な下落が頻繁に起きているため、本日も警戒が必要だ。そのきっかけになり得る本邦通貨当局者からの発言があった場合は特に注意しておきたい。

 中国・北京では本日まで米中首脳会談が開催されている。昨日から行われている会談ではすでに両国が「建設的戦略安定関係」 の構築で一致したと報じられているほか、「イランが核兵器を保有することは決してあってはならない」「ホルムズ海峡は開放されたままであるべきだ」などの認識で一致したと伝わっており、市場で材料視されるような新たな展開が伝わる可能性は高くないものの、引き続き注目しておくべきだろう。

 国内では4月企業物価指数が公表予定。市場予想では前年比3.0%と昨年5月以来の水準まで伸びが加速する見込みとなっている。中東を巡る地政学リスクから国内インフレ懸念が広がるなか、日銀の早期利上げが一段と意識される可能性もありそうだ。

(岩間)
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