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NY為替見通し=イラン情勢と原油相場にらみつつ、介入水準を警戒しながら臨む展開

 NYタイムのドル円は、イラン情勢を巡る米政権の動向と原油相場の急反発を背景に、下値の堅い展開が見込まれる。一方で、159円台では本邦通貨当局による介入警戒感が根強く、上値追いにも慎重さが残りそうだ。

 アジア時間から欧州序盤にかけて、時間外のWTI原油先物は一時106ドル台まで下落した後、109ドル台へ急反発。米10年債利回りも4.61%台まで上昇し、ドル円は159.17円まで本日高値を更新した。中東情勢を巡る警戒感が、エネルギー価格と米金利を通じてドル買いを支える構図となっている。

 トランプ米大統領は、19日に予定していたイラン攻撃について「中東3カ国の要請」で延期したとしつつ、「合意に至らなければ大規模攻撃を即座に開始できるよう軍に指示した」と強調。本日も安全保障担当高官らとの協議が予定されており、関連ヘッドライン次第では原油高・米金利上昇・ドル高の連鎖が再び強まる可能性がある。

 一方、ドル円は159円台へ乗せる場面で上値の重さも意識されている。市場では、本邦当局による口先介入や実弾介入への警戒感が根強く、159円台では利益確定売りや防戦売りが出やすい。実際に本日も159.14円まで上昇先行後に159.00円近辺へ押し戻される場面がみられ、上値での警戒感の存在を示すかのような状態が垣間見られた。

 このほか、パリで開催中のG7財務相・中銀総裁会議では、原油高や長期金利上昇への対応が議論される見通し。協調行動への期待は高くないものの、日本側の円安けん制姿勢がどの程度共有されるかは注目となる。また、中露首脳会談関連の報道が地政学リスクを意識させる内容となれば、リスク回避のドル買いにつながる可能性もある。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値めど、4月30日東京タイム押し目160.08円

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めど、15日安値158.30円。

(関口)
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