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ロンドン為替見通し=ユーロドル、PMI速報値をまず見極め 地政学リスクも視野に

 本日のロンドン為替市場でユーロドルは、まずは欧州の5月購買担当者景気指数(PMI)速報値を見極めながらの取引か。前日のニューヨーク市場では、トランプ米大統領がイランとの交渉が「最終段階」と発言し、有事のドル買いが巻き戻されてユーロドルは反発した。本日はPMIの結果がその流れを引き継ぐかどうかを試す局面となる。

 今回のPMIで焦点となるのは、製造業とサービス業の乖離。サービス部門は50を下回る水準が続いているものの、予想は前回からやや改善しており、どこまで持ち直すかが注目される。50を上回っている製造業と共に予想から上振れれば景気底打ちへの期待が高まりやすい。

 なお市場は現在、欧州中央銀行(ECB)の6月利上げをほぼ確実視し、年内複数回の利上げも視野に入れつつある。本日のPMIがECBに対する期待を後押しするか、または弱めることになるのか注視したい。なお本日はビルロワドガロー仏中銀総裁の講演も予定されており、インフレと成長のバランスをどう見るかが注目される。

 ポンドは金融政策への思惑で上下しやすい。前日の議会証言でベイリー英中銀(BOE)総裁は利上げを急がない姿勢を示し、市場主導の借り入れコスト上昇が実質的な引き締め効果をもたらしていると説明した。4月英消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%と予想以上に減速したが、電気・ガス規制料金引き下げという特殊要因によるもの。そのため年内の再加速が見込まれており、インフレへの警戒は拭えない。

 なお、先週から相場の材料となっていた英政局を巡る動きは小休止。バーナム・マンチェスター市長が出馬する補欠選挙は6月18日に実施され、その結果次第という構図だ。

 地政学面も引き続き相場の撹乱要因だ。トランプ大統領が台湾の頼清徳総統との対話を明言し、習近平主席とプーチン大統領の北京会談では中ロの連携が改めて演出された。もし米中関係の緊張が再燃すれば、リスク回避ムードが再び強まることになるだろう。

想定レンジ上限
・ポンドドル、14日高値1.3533ドル
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線1.1689ドル

想定レンジ下限
・ポンドドル、ピボット・サポート2の1.3336ドル
・ユーロドル、ピボット・サポート2の1.1555ドル


(小針)
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