セントラル短資FXトップ 6月
PR

ロンドン為替見通し=英米の連休明けだが材料少なめ 引き続き中東情勢を注視

 本日のロンドン為替市場では、英米が連休明けで流動性の回復が期待されるも、欧州時間は主だった経済イベントや要人発言が予定されておらず手掛かり材料に乏しい。引き続き米・イランの和平協議の進展度合いを眺め方向感を模索することになるかもしれない。

 前週末にトランプ米大統領が和平協議について前向きな発言をしたことに続き、昨日はイラン外務省のバガイ報道官が「双方は、戦争を停止し、交渉担当者に最終合意に至るための60日間の猶予を与える覚書について進展があった」と述べた。また、昨日深夜に日経新聞が「合意後約30日後にホルムズ海峡開放」と報じていることもあり、市場では和平合意への期待が高まっている。

 双方の主張の隔たりが大きい分野として、ホルムズ海峡の権益以外にも、イラン国内にある核物質の取り扱いや米国によって凍結された資産の解除、イランが主張している賠償問題などが挙げられる。重要な問題が山積しており合意は容易ではないと推測されるが、そうした中で双方合意にたどり着ければ、問題が先送りとなるだけかもしれないが、一旦は和平への期待から有事のドル買いが巻き戻される展開が予想される。

 ただし、協議は依然として流動的である点には注意したい。本日朝に「米軍とイスラエル軍がホルムズ海峡においてイランの艦艇を標的にした攻撃を実施」と報じられるなど、和平進展への懸念は依然として根強い。トランプ米大統領は交渉不調時には再度大規模な攻撃を行うことを示唆しており、協議について悲観的な見方が強まる場面では有事のドル買いが再び強まる恐れもある。

 そのほかリスク要因として、イスラエルの存在が挙げられる。同国がヒズボラに対する攻撃を強化していることも、和平協議進展の上で障害となりそうだ。同国の攻撃が激化する場合、イランは米国に対し協議の場で同国の攻撃中止を強く主張することも考えられる。今後の推移を注視したい。


想定レンジ上限
・ユーロドル、日足・一目均衡表の雲上限1.1698ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、21日安値1.1576ドル


(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。