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ロンドン為替見通し=引き続き中心テーマは中東情勢、近づくECB理事会

 本日のロンドン為替市場では、来月の欧州中銀(ECB)理事会での利上げ観測が浮上する中、引き続き米・イラン情勢をにらみながらの展開が見込まれる。

 市場の関心が米・イランの和平協議の進展度合いを始めとする中東情勢に集まっており、本日も和平協議への期待が高まれば有事のドル買いが巻き戻される動きが想定される。しかし、昨日はイラン革命防衛隊が「米軍による領空侵犯があり、無人機1機を撃墜」と報じたほか、イスラエルがヒズボラに攻撃するなど、和平協議への期待を後退させる格好となった。一連の出来事は休戦中の小競り合いで済むのか、それとも協議への期待を一段と後退させるのか、原油相場の動向を注視しつつ、各種報道に神経質となる展開が続く見通しである。

 昨日、シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事が6月利上げに言及したほか、レーンECB専務理事やスレイペン・オランダ中銀総裁からはインフレ抑制姿勢が示されるなど、タカ派的な発言が相次いだ。

 市場の関心が中東情勢に集まる中、ユーロ圏の金融政策への関心は薄れがちではあるが、次回ECB理事会は6月12日と約2週間後である。金利先物市場では0.25%の利上げ確率が約9割となっている。本日は主だったユーロ圏の要人発言は予定されていないものの、発言が伝わった際は金融政策に対するスタンスを確認しておきたい。なお、経済イベントは5月仏消費者信頼感指数が予定されている程度と少なめである。

 その他、欧州時間にローガン米ダラス連銀総裁の発言機会が予定されている。同総裁は先月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、声明に緩和的なバイアスを盛り込むことに反対していた。タカ派的な発言が伝わってドルが全般的に買われる展開となるようならば、ユーロドルの重しとなることも考えられる。


想定レンジ上限
・ユーロドル、日足・一目均衡表の雲の上限1.1700ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、21日安値1.1576ドル


(川畑)
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