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NY為替見通し=米・イランの和平交渉に警戒しつつ4月米PCEデフレーターに要注目か

 本日のNY為替市場のドル円は、米国とイランの和平交渉の関連ヘッドラインに警戒しながら、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している4月PCEデフレーターを見極めていく展開となる。

 4月PCEデフレーターは、前年同月比+3.8%と予想されており、3月の同比+3.5%からの伸び率の加速が見込まれている。米国4月の消費者物価指数(CPI)も、同比+3.8%と発表されており、3月の同比+3.3%から上昇していた。

 予想を上回った場合、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」での利上げ予想時期が、現状の2027年1月FOMCから2026年12月に前倒しされる可能性が高まることになるかもしれないため注目しておきたい。

 また、前週分の新規失業保険申請件数(予想21.1万件、前回発表値 20.9万件)や5月12日の雇用統計調査対象週の失業保険継続受給者数(予想 178.0万人、前回発表値 178.2万人)では、5月の雇用情勢を確認することになる。

 6月16-17日に開催されるウォーシュ第17代FRB議長体制の下での初のFOMCでは、FF金利誘導目標3.50-3.75%の据え置きがほぼ確実視されている。しかし、前回会合で緩和バイアスに反対した3名(ローガン米ダラス連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁に加えて、3名の理事(バーFRB理事、ウォラーFRB理事、クックFRB理事)が利上げを支持しているため、予断を許さない状況となっている。

 米国とイランの和平交渉は、濃縮ウランの処遇やホルムズ海峡の開放などを巡り、難航している模様で、本日も関連ヘッドラインに警戒していくことになる。

 また、ドル円が4月30日に本邦通貨当局がドル売り・円買い介入に踏み切った160円台に接近していることで、円買い介入の可能性にも警戒しておきたい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、160.72円(4/30高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、158.86円(日足一目均衡表・雲の上限)


(山下)
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