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ロンドン為替見通し=インフレ指標やECB要人発言に注目、月末要因には注意

 本日のロンドン為替市場では、ユーロドルは引き続き米・イラン情勢の行方に注意しつつ、多数予定されている経済イベントや要人発言を確認する展開が予想される。

 足もとでの市場の最大の関心事である米・イラン情勢について、昨日は一部報道を受けて和平協議の進展期待が高まると、直後の市場は有事のドル買いを巻き戻す動きとなり、ユーロドルは小幅ながら上昇した。本日も引き続き協議に関する報道が伝われば敏感な反応を見せることが予想され、和平協議実現の確度が高まる場合は昨日のような反応が予想されるが、交渉事であるがゆえに停滞やとん挫は避けられないところ。少なくとも覚書締結までは発言に神経質となる動きが続くことが予想される。

 経済指標について、多数ある中で仏と独で発表される5月消費者物価指数・速報値に注目したい。前年比の市場予想は仏が前年比+2.5%、独は+2.9%(前回は仏が+2.2%、独は+2.9%)となっている。2月末に米国がイランを攻撃して以降の原油価格が高止まりする中、予想を上回るインフレの伸びが確認されると、来月2日に発表予定のユーロ圏インフレ指標の上振れ期待、ひいては翌週11日の欧州中銀(ECB)理事会での利上げ期待につながることも考えられる。

 要人発言では、パネッタ伊中銀総裁やラデフ・ブルガリア中銀総裁の発言機会が予定されている。来月中旬のECBの政策決定を控えた時期の発言として注目される。また、英国ではベイリー英中銀(BOE)総裁の講演も予定されている。BOEも来月中旬に政策金利の発表を控えており、発言内容を確認しておきたい。

 また、本邦では外国為替平衡操作の実施状況が発表予定。今回の対象期間は4月28日-5月27日と、まさに市場で介入が疑われた時である。この期間内の金額は総額で10兆円に達したとみられている。

 そのほか本日は月末日につき、ロンドンフィキシング(日本時間24時)に絡んで実需主導で動き出す恐れがある点には注意したい。


想定レンジ上限
・ユーロドル、27・28日高値1.1661ドル、超えると日足・一目均衡表の雲上限1.1703ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、日足・一目均衡表の転換線1.1619ドル。割り込むと21日安値1.1576ドル 

(川畑)
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