NYマーケットダイジェスト・24日 株まちまち・金利低下・ドル失速
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=130.17円(前営業日比▲0.50円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.72円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0887ドル(△0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:33733.96ドル(△104.40ドル)
ナスダック総合株価指数:11334.27(▲30.14)
10年物米国債利回り:3.45%(▲0.06%)
WTI原油先物3月限:1バレル=80.13ドル(▲1.49ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1935.4ドル(△6.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米製造業PMI速報値 46.8 46.2
1月米サービス部門PMI速報値 46.6 44.7
1月米総合PMI速報値 46.6 45.0
1月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲11 1
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。1月米購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことが伝わると、全般ドル買いが先行。アジア時間の高値130.73円や前日の高値130.89円を上抜けて一時131.12円まで上値を伸ばした。
ただ、買い一巡後はすぐに失速。米10年債利回りが低下に転じたことで売りが出たほか、1月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を下回ったことが相場の重しとなり、一時129.87円付近まで下押しした。もっとも、日本時間夕刻に付けた日通し安値129.73円はサポートされた。
・ユーロドルは小幅ながら4日続伸。米長期金利の上昇に伴うドル買いが先行したほか、予想上回る米PMI速報値が相場の重しとなり一時1.0835ドルと日通し安値を付けたが、米長期金利が低下すると1.0889ドル付近まで買い戻された。欧州中央銀行(ECB)が大幅な利上げを継続するとの観測も根強い。
なお、パネッタECB専務理事は「ECBは2月以降の具体的な政策について事前に約束すべきでない」と述べ、大幅な利上げ継続に慎重な姿勢を示した一方、シムカス・リトアニア中銀総裁は「賃金圧力が高まる中、ECBは利上げペースを遅らせてはならない」「ECBは0.50%の利上げを継続すべき」などと語った。
・ユーロ円は3日ぶりに反落。24時前に一時142.20円と12日以来の高値を付けたものの、そのあとは141.30円付近まで押し戻された。ドル円につれた動きとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。前日までの続伸で大きく値を上げたあとだけに利益確定目的の売りが先行したものの、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見通しから買いが入ると持ち直した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りがやや優勢となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。1月米PMI速報値が予想を上回ったことで売りが先行したものの、すぐに持ち直した。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。2年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は続落。明日の週間石油在庫統計を控えて、持ち高調整の売りが続いた。節目80ドルを割れると下げ足を速め、一時79.60ドル台まで下値を広げている。なお一部通信社が報じたところによると、石油輸出国機構(OPEC)プラスは来週開かれるパネル会合で、現行の生産方針を支持する可能性が高いもよう。
・金先物相場は4日続伸。1月米PMI速報値が総じて市場予想を上回ると売りが先行。もっともその後、米長期金利が低下に転じると金利を生まない金に資金が戻りやすくなった。為替相場でドルが弱含んだことも、ドル建て金の支えとなった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=130.17円(前営業日比▲0.50円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.72円(▲0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0887ドル(△0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:33733.96ドル(△104.40ドル)
ナスダック総合株価指数:11334.27(▲30.14)
10年物米国債利回り:3.45%(▲0.06%)
WTI原油先物3月限:1バレル=80.13ドル(▲1.49ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1935.4ドル(△6.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米製造業PMI速報値 46.8 46.2
1月米サービス部門PMI速報値 46.6 44.7
1月米総合PMI速報値 46.6 45.0
1月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲11 1
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。1月米購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことが伝わると、全般ドル買いが先行。アジア時間の高値130.73円や前日の高値130.89円を上抜けて一時131.12円まで上値を伸ばした。
ただ、買い一巡後はすぐに失速。米10年債利回りが低下に転じたことで売りが出たほか、1月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を下回ったことが相場の重しとなり、一時129.87円付近まで下押しした。もっとも、日本時間夕刻に付けた日通し安値129.73円はサポートされた。
・ユーロドルは小幅ながら4日続伸。米長期金利の上昇に伴うドル買いが先行したほか、予想上回る米PMI速報値が相場の重しとなり一時1.0835ドルと日通し安値を付けたが、米長期金利が低下すると1.0889ドル付近まで買い戻された。欧州中央銀行(ECB)が大幅な利上げを継続するとの観測も根強い。
なお、パネッタECB専務理事は「ECBは2月以降の具体的な政策について事前に約束すべきでない」と述べ、大幅な利上げ継続に慎重な姿勢を示した一方、シムカス・リトアニア中銀総裁は「賃金圧力が高まる中、ECBは利上げペースを遅らせてはならない」「ECBは0.50%の利上げを継続すべき」などと語った。
・ユーロ円は3日ぶりに反落。24時前に一時142.20円と12日以来の高値を付けたものの、そのあとは141.30円付近まで押し戻された。ドル円につれた動きとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。前日までの続伸で大きく値を上げたあとだけに利益確定目的の売りが先行したものの、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見通しから買いが入ると持ち直した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りがやや優勢となった。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。1月米PMI速報値が予想を上回ったことで売りが先行したものの、すぐに持ち直した。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。2年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は続落。明日の週間石油在庫統計を控えて、持ち高調整の売りが続いた。節目80ドルを割れると下げ足を速め、一時79.60ドル台まで下値を広げている。なお一部通信社が報じたところによると、石油輸出国機構(OPEC)プラスは来週開かれるパネル会合で、現行の生産方針を支持する可能性が高いもよう。
・金先物相場は4日続伸。1月米PMI速報値が総じて市場予想を上回ると売りが先行。もっともその後、米長期金利が低下に転じると金利を生まない金に資金が戻りやすくなった。為替相場でドルが弱含んだことも、ドル建て金の支えとなった。
(中村)