東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下落

 9日の東京外国為替市場でドル円は下落。12時時点では136.13円とニューヨーク市場の終値(136.67円)と比べ54銭程度のドル安水準だった。週末の実質5・10日(ゴトー日)絡みのドル買い一巡後は、「本邦輸出企業が背景と思われる売りがカウンター気味に入った」(市場筋)との声が聞かれ、昨日安値136.25円を下抜け。136.04円まで下落が加速した。本日NYカットの大きなオプション(OP)ほか、複数OPが観測される136円の節目を目前に下げ渋り、136.35円前後へ戻す場面もあったが、反発力は限られた。

 ユーロ円も軟化。12時時点では143.94円とニューヨーク市場の終値(144.27円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円買いに連動し、ユーロ円も144円割れ。戻りが鈍く、143.84円まで下値を探った。

 ユーロドルは買い先行。12時時点では1.0574ドルとニューヨーク市場の終値(1.0556ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル軟化を受け、一時1.0585ドルまでユーロ高・ドル安推移。ただ、ドル円が一時反発したことや、対円でのユーロ軟調が重しとなり、やや伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.04円 - 136.88円
ユーロドル:1.0552ドル - 1.0585ドル
ユーロ円:143.84円 - 144.47円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。