株式明日の戦略-大幅安で3万円割れ、月末にむけて下値探りが続くか

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 24日の日経平均は大幅反落。終値は484円安の29671円。3桁下落スタートから下げ幅を広げる展開。東京市場が休場の間にナスダックが弱かったことから、グロース株が下げを主導した。前場では3万円を割り込むと下げ渋る動きが見られたが、後場に入ると持ちこたえられず値を崩した。14時を過ぎた辺りからは売りに勢いがつき、下げ幅を400円超に拡大。29600円台まで水準を切り下げ、安値引けとなった。マザーズ指数が4.3%安と、弱さが際立った。

 東証1部の売買代金は概算で3兆4600億円。業種別では空運や不動産、倉庫・運輸などが上昇した一方、電気機器や精密機器、情報・通信などが下落した。主力株の多くが売りに押される中、ファーストリテイリングが2%高と強い上昇。半面、ソフトバンクグループが5%を超える下落となり、終値で1万円を割り込んだ。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり605/値下がり1523。一部地域で緊急事態宣言解除への期待も高まる中、経済活動正常化の恩恵を受ける銘柄群が買われる展開。JAL、ANAの空運2社が上昇したほか、HISやルネサンス、TKPなどが急伸した。三越伊勢丹や高島屋など百貨店株や、串カツ田中や鳥貴族など外食株も強い上昇。材料のあったところでは、自己株取得を発表した東亜建設が買いを集めた。

 一方、日本電産や村田製作所などハイテク株が軒並み大幅安。レーザーテックが8.2%安、SCREENが7.3%安と半導体の一角には売りが殺到した。キーエンスやファナックなどFA関連も軟調。弱いナスダックのあおりを大きく受けたのがマザーズ銘柄で、BASEやアンジェス、ラクスなどが急落した。ほか、ビットコインの急失速を受けて、マネックスGやマネーパートナーズ、セレスなどが値を崩した。

 日経平均は大幅安。月末に大きく売られる傾向があることを先取りする動きが出てきたのか、厳しい下げとなった。月末安への警戒が残る今週は、強い戻りは期待できない。心理的節目の29500円で下げ止まるかが注目点となるが、割り込むようなら25日線(29101円、24日時点)辺りまでの下げはあるとみておいた方が良い。長期金利の上昇が警戒されてグロース株が売られているが、株式の過熱感が和らげば、金利の上昇にも一服感が出てくるだろう。パウエルFRB議長は議会証言で金融緩和の長期化を示唆しており、特にスタンスが変わったということはなかった。上昇相場の中でも時々は休息が必要で、良い仕込み場が到来したと判断する。狙っている銘柄に安いところで指値を入れておけば良いタイミングで買えるかもしれない。

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