株式明日の戦略―あっさり年初来高値を更新、達成感はあるが天井はまだまだ先か

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 14日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は222円高の30670円。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1707/値下がり380。株高による業績押し上げ期待から、大和証券や岡三証券など証券株が軒並み高。運用収益改善期待から、第一生命やT&Dなど保険株にも強い動きが見られた。自己株取得発表という買い材料もあった東京海上は6%を超える上昇となった。巨額の資金調達を発表した出前館は、売りが先行したものの、成長加速を期待した買いが入って8%を超える上昇。出前館の第三者割当を引き受けるZHDも大幅高となった。証券会社が投資判断を引き上げた住友ベークライトが急騰。1Qが営業黒字に転換したフロンティアインターナショナルが買いを集めてストップ高比例配分となった。 

 一方、指数寄与度の大きいファーストリテイリングとソフトバンクGがそろって下落。通信のソフトバンクは本日場中に新サービスの発表会を実施したが、株価は高値圏にあったこともあって売りが優勢となった。3Q決算が失望を誘った神戸物産が10%を超える下落。Hameeや日本テレホンも決算を材料に大きく値を崩した。直近で騰勢を強めていた銘柄には利益確定売りが急がれたものも散見され、三ツ星がストップ安。東京機械は場中値付かずのストップ安比例配分で、連日のストップ安となった。

 日経平均は強い上昇。2月に付けていたこれまでの年初来高値は取引時間中と終値で250円近く開きがあったが、その両方をしっかり上回ってきた。前引け間際に失速したが、それを見ても後場は崩れておらず、ここで天井をつけたような雰囲気まではない。出遅れはある程度修正されたため、ここからの上昇ペースは鈍ると思われる。しかし、海外市場が強い中で日本株が見劣りするといったことは少なくなってくるだろう。本日、米国では8月の消費者物価指数が発表される。このタイミングで出てくる指標が9月のFOMCに何らかの影響を与える可能性は高くはないが、注目度は高い。また、日本時間の15日深夜2時からアップルがイベントを実施予定。新製品が発表されると見られており、米国株はこれらを材料に、値幅が大きく出てきそう。日本株に関しては、悪材料には一定の耐性を示し、好材料には強く反応することになると思われる。アップルのイベントが国内電子部品株の買い材料となるようであれば、日経平均は次の節目の31000円を試しに行く展開となるだろう。

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