東京為替見通し=ドル円、NYダウ下落と米10年債利回り1.26%台で上値が重い展開か

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 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、8月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、米10年債利回りが一時1.26%台まで低下したことで、109.53円まで下落した。ユーロドルは、予想を下回る米インフレ指標を受けて1.1846ドルまで上昇した。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、低調な米8月消費者物価指数を受けて、来週21-22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内のテーパリング(資産購入の段階的縮小)開始が表明される可能性が低下したことで、上値が重い展開が予想される。

 本日のNYカットオプションが110.00円、109.65円、109.60円に控えていることで、来週のFOMCを控えて、値動きが抑制される可能性にも要警戒か。

 米8月消費者物価指数は前月比+0.3%、前年比+5.3%、コア指数は、前月比+0.1%、前年比+4.0%に留まり、パウエルFRB議長やハト派の米連邦準備理事会(FRB)高官のインフレ高進は一時的との見方を裏付ける内容だった。FOMCでは、年内のテーパリング開始は、9月の雇用統計などを見極めるという慎重なスタンスとなる可能性が高まっている。

 中国8月の小売売上高の予想は前年比+7.0%(7月前年比+8.5%)、鉱工業生産の予想は前年比+5.8%(7月前年比+6.4%)となっており、中国政府による規制強化を受けた景況感の悪化を確認することになる。中国8月の製造業PMIは50.1となり、3月のピーク51.9から低下し、サービス業PMIも47.5となり、3月のピーク56.3から低下基調にあることで、ネガティブサプライズを受けたリスク回避の円買いに要警戒となる。

 本日のドル円のオーダー状況は、上値には、110.00円に本日のNYカットオプション、110.20円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、110.30円、110.40円、110.50円にドル売りオーダーが控えている。下値には、109.50円にドル買いオーダー、109.40円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売りが控えている。
 ドル円のテクニカルポイントとして、一目均衡表の雲の下限109.77円、雲の上限110.19円、転換線109.99円、基準線109.96円、そして21日移動平均線109.89円、90日移動平均線109.93円が挙げられる。主要なテクニカルポイントが110円付近に収斂していることは、現状のドル円相場の膠着の結果ではあるが、今後の大相場を予感させるものであり、市場のポジションがドル買い持ち気味となっていることで、ハト派的なFOMC声明がリスクシナリオとなる。



(山下)

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