東京為替見通し=豪9月雇用統計や中国9月インフレ率、中国恒大デフォルトに要注目

印刷
 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、9月米消費者物価指数(CPI)が前月比+0.4%、前年比+5.4%と予想を上回ったことで113.80円まで上昇後、米長期金利の低下を受けて113.23円まで反落した。ユーロドルは米10年債利回りが1.52%台まで低下したことを受けて、1.1597ドルまで堅調推移。ユーロ円は131.47円まで堅調に推移した。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、米10年債利回りが1.53%台に低下していることで上値が重い展開が予想される。

 注目されていた9月米消費者物価指数(CPI)は、前月比+0.4%、前年比+5.4%と予想を上回ったものの、エネルギーと食品を除くコア指数が前年比+4.0%とほぼ予想通りだったことで、過度なインフレ懸念が後退している。しかしながら、WTI原油先物価格は依然として80ドル台で推移していることで、ドル円の下値は限定的か。

 ジョージ・ソロス氏が「中国版リーマン」の可能性を警告し、習中国国家主席が「灰色のサイ」の可能性を警告していた中国恒大集団は、3回の利払いを履行しなかったことで、10月18・19日にデフォルト(債務不履行)を宣言するのではないかとの警戒感が高まっており、関連ヘッドラインに要警戒となる。
 ドル円のオーダー状況は、上値には、113.80円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、114.00円にドル売りオーダーが控えている。下値には、113.00円にドル買いオーダーと14日、15日のNYカットオプションが控えている。

 9時30分に発表される9月豪雇用統計の予想は、失業率が4.8%で8月の4.5%から上昇、新規雇用者数は13.75万人の減少で8月の14.63万人減少からの改善が見込まれている。先週の豪準備銀行(RBA)理事会での声明では「完全雇用への復帰と目標と一致するインフレを達成するために、非常に支援的な金融条件を維持することをコミット」と雇用情勢重視のスタンスが表明された。9月の失業率が予想通りに悪化していた場合、豪準備銀行(RBA)の金融緩和は長期化する可能性が高まり、豪ドルの売り要因となる。

 10時30分に発表される9月中国消費者物価指数(CPI)の予想は前年比+0.9%で、8月の前年比+0.8%から上昇、9月中国生産者物価指数(PPI)の予想は前年比+10.5%で、8月の前年比+9.5%からの上昇が見込まれている。原油価格などの上昇を背景にインフレ率が上昇基調にあるものの、景気低迷も懸念されるスタグフレーションへの警戒感が高まっており、ポジティブサプライズに要警戒か。


(山下)

関連ニュース

最新ニュース

ニュース一覧を見る ≫
アクセスランキング
ご意見BOX ×
当ウェブサービスの問題点や提供してほしい情報など、トレーダーズウェブFXへのご意見・ご要望を、お気軽にお寄せください。
年齢 ※半角数字
性別 男性  女性
ご意見・ご要望 ※250文字以内
※ご意見BOXでは「ご質問」や「問い合わせ」には対応しておりません。御用のお客様は「お問い合わせ」フォームをご利用ください。
トップ