ロンドン為替見通し=変異株への警戒感高まる、ただし過剰な反応には注意

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 本日のロンドン為替市場では、南アフリカなどで発見された新型コロナウイルス変異株の感染状況を注視する必要はあるものの、過度な警戒感による市場の行き過ぎにも注意したい。
 
 一部通信社によると、新たなコロナ変異株は、体の免疫反応を回避したり、感染力を高めたりする可能性がある「非常に珍しい」変異を持つという。英政府は早速、南アなど一部のアフリカ諸国からの航空便の一時禁止を決定した。今後は他地域でも同様に、人の移動を制限する動きが広まりそうだ。

 経済活動の停滞懸念が高まり、アジア市場では原油売り・株売り・債券買いとリスクセンチメントが急速に悪化。為替も円買いが強まった。ただ、米国が昨日は感謝祭の祝日、本日も米債券・株式・商品市場は短縮取引となるため、動意は鈍いと油断していた市場参加者が慌てていつも以上に反応した感はある。

 新たな変異株について織り込んでいない欧州勢も、まずはリスク回避を意識した取引で始まるだろう。欧州では既にコロナ感染の再拡大が危惧されていたところだけに、景気回復の後ずれ懸念も高まりそうだ。週末ということもポジション調整の動きを強めることになるか。

 ただし新たな変異株へのワクチン効果については、研究の結果がでるのはこれから。期待も含めてだが、これまでのワクチン成果を見る限りでは重症率を抑える可能性は高いのではないだろうか。「落ちてくるナイフを掴むな」という相場格言は守らなければならないのだろうが、リスク回避一辺倒に傾き過ぎるのにも注意したい。

想定レンジ上限
・ユーロ円は129.34円、ポンド円が153.72円、ランド円は7.23円とそれぞれの本日高値。

想定レンジ下限
・ユーロ円は9月22日安値127.93円、ポンド円が10月7日安値151.04円、ランド円は3月8日安値6.97円。


(小針)

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