予想とまとめ
今週の予想
今日の予想はこちら国内イベントスケジュール
24日
08:50 | ◇ | 3月企業向けサービス価格指数 |
25日
日銀金融政策決定会合(1日目) | ||
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) |
14:00 | ◇ | 2月景気動向指数改定値 |
26日
08:30 | ◎ | 4月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合) |
15:30 | ☆ | 植田和男日銀総裁、定例記者会見 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
海外イベントスケジュール
22日
16:30 | ◎ | ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演 |
21:30 | ◇ | 3月カナダ鉱工業製品価格 |
21:30 | ◇ | 3月カナダ原料価格指数 |
23:00 | ◎ | 4月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値) |
23日
00:30 | ◎ | ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演 |
14:00 | ◎ | 3月シンガポール消費者物価指数(CPI) |
16:15 | ◎ | 4月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値 |
16:15 | ◎ | 4月仏サービス部門PMI速報値 |
16:30 | ◎ | 4月独製造業PMI速報値 |
16:30 | ◎ | 4月独サービス部門PMI速報値 |
17:00 | ◎ | ハスケル英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演 |
17:00 | ◎ | 4月ユーロ圏製造業PMI速報値 |
17:00 | ◎ | 4月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 |
17:30 | ◎ | 3月香港CPI |
17:30 | ◎ | 4月英製造業PMI速報値 |
17:30 | ◎ | 4月英サービス部門PMI速報値 |
20:15 | ◎ | ピル英中銀MPC委員兼チーフエコノミスト、講演 |
22:45 | ◎ | 4月米製造業PMI速報値 |
22:45 | ◎ | 4月米サービス部門PMI速報値 |
22:45 | ◎ | 4月米総合PMI速報値 |
23:00 | ◎ | 4月米リッチモンド連銀製造業景気指数 |
23:00 | ☆ | 3月米新築住宅販売件数 |
24日
02:00 | ◎ | 米財務省、2年債入札 |
トルコ(子供の日)、休場 | ||
07:45 | ◎ | 3月ニュージーランド(NZ)貿易収支 |
10:30 | ◎ | 3月豪CPI |
10:30 | ◎ | 1-3月期豪CPI |
16:35 | ◎ | チポローネECB専務理事、講演 |
17:00 | ◎ | 4月独Ifo企業景況感指数 |
20:00 | ◇ | MBA住宅ローン申請指数 |
21:30 | ◎ | 2月カナダ小売売上高 |
21:30 | ◎ | 3月米耐久財受注額 |
23:00 | ◎ | シュナーベルECB専務理事、講演 |
23:30 | ◇ | EIA週間在庫統計 |
25日
02:00 | ◎ | 米財務省、5年債入札 |
15:00 | ◇ | 5月独消費者信頼感指数(Gfk調査) |
15:45 | ◇ | 4月仏企業景況感指数 |
17:20 | ◎ | ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演 |
18:30 | ◇ | 3月南アフリカ卸売物価指数(PPI) |
20:00 | ◎ | トルコ中銀、政策金利発表 |
21:30 | ☆ | 1-3月期米国内総生産(GDP)速報値 |
◎ | 米個人消費/コアPCE速報値 | |
21:30 | ◇ | 3月米卸売在庫 |
21:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数 |
23:00 | ◎ | 3月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数) |
26日
02:00 | ◎ | 米財務省、7年債入札 |
02:30 | ◎ | パネッタ伊中銀総裁、講演 |
オーストラリア、ニュージーランド(アンザックデー)、休場 | ||
08:01 | ◇ | 4月英消費者信頼感指数(Gfk調査) |
10:30 | ◎ | 1-3月期豪PPI |
10:30 | ◇ | 1-3月期豪輸入物価指数 |
15:45 | ◇ | 4月仏消費者信頼感指数 |
18:00 | ◎ | センテノ・ポルトガル中銀総裁、パネルディスカッションに参加 |
19:30 | ◎ | ロシア中銀、政策金利発表 |
21:00 | ◇ | 3月メキシコ失業率(季節調整前) |
21:00 | ◇ | 3月メキシコ貿易収支 |
21:30 | ◎ | 3月米個人消費支出(PCE) |
◎ | 3月米個人所得 | |
☆ | 3月米PCEデフレーター | |
☆ | 3月米PCEコアデフレーター | |
23:00 | ◎ | 4月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値) |
27日
01:00 | ◎ | 3月ロシア失業率 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
◆4月米雇用統計、本邦通貨当局の円買い介入の可能性や中東の地政学リスクにも注意
◆ユーロドル、ユーロ圏4月CPI速報値や1-3月期GDP速報値に注目
予想レンジ
ドル円 153.00-158.00円
ユーロドル 1.0400-1.0900ドル
4月29日週の展望
ドル円は、30日-5月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きが見込まれており、利下げ開始時期やタカ派メンバーによる利上げ主張に関する協議に注目することになる。また、量的金融緩和政策(QE)による月950億ドルの資産売却の終了時期に関する協議にも注目しておきたい。米国の1月、2月、3月の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)は、インフレの再燃を示唆しつつあり、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」での利下げ開始時期は、9月のFOMCと見込まれており、年内は1回の利下げのみと想定されている。さらに、ウィリアムズ米NY連銀総裁やボスティック米アトランタ連銀総裁が、利上げの可能性に言及していることもあり、FOMC声明文に注目している。また、5月3日に発表される4月の米雇用統計で堅調な労働市場の状況が示された場合は、ジェファーソンFRB副議長が言及しているように、「インフレが予想通りに減速しない場合は現在の金融引き締め姿勢をより長期間維持することが適切」とのタカ派的な見解が優勢となるため注意しておきたい。
ドル円は今週、1990年以来34年ぶりの高値圏まで上昇している。本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性には引き続き警戒だろう。現状の円安と原油高を前提にした試算では、家計の負担が年間でおよそ11万円増えるとのこと。今春の大幅な賃上げや4万円の定額減税の恩恵が感じられなくなれば、岸田政権にとっては円安阻止が喫緊の課題になる可能性もある。
また、19日のイスラエルによるイランへの小規模な攻撃は、「バイデン米大統領や独仏外相が大規模攻撃を目論んでいたネタニヤフ・イスラエル首相を説得した結果だった」と報じられているが、今後も中東の地政学リスクには警戒しておきたい。最悪のシナリオとして第5次中東戦争に拡大した場合は、有事のドル買いや原油価格の高騰で円安圧力を高めることにもなる。
ユーロドルは、6月の欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ開始の可能性が高まる中、ユーロ圏4月消費者物価指数(CPI)速報値やユーロ圏1-3月域内総生産(GDP)速報値が予想を下回る内容だった場合は、6月理事会での利下げへの思惑が更に高まることになりそうだ。
4月22日週の回顧
ドル円は、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入が見受けられないなか、154.46円から155.75円まで上昇。1990年6月以来の高値を更新した。米10年債利回りは4.5655%から4.7351%まで上昇している。ユーロドルは4月仏・独サービス部門PMI速報値が予想を上回り、米1-3月国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことなどで、1.0624ドルから1.0739ドルまで上昇した。ユーロ円は164.40円から167.09円まで上昇。2008年8月以来の高値を更新した。(了)