欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、下値が堅い

 23日の欧州外国為替市場でユーロ円は下値が堅かった。20時時点では159.03円と17時時点(158.87円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。欧州序盤から強含むユーロドルや他ユーロクロスの流れに歩調を合わせ、18時30分前には8月31日以来の高値となる159.16円をつけた。その後、米長期金利が上昇幅を拡大したことを嫌気して米株先物や欧州株が軟調に推移すると耐えられずに159円割れとなり、一時158.80円割れまで上値を切り下げた。もっとも一巡後は、株式市場の売りが止むとともに159円台まで再び持ち直している。


 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.0604ドルと17時時点(1.0598ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。欧州序盤からの流れに沿って1.0615ドルまで日通し高値を更新。しかしながら19日高値1.0616ドルに僅かに届かず、5.01%後半まで上昇した時間外の米10年債利回りが重しとなり、1.0591ドルまでユーロ売りドル買い戻しの動きに。しかしながらその後は、米長期金利が上昇幅を縮めると再び1.06ドル台を回復した。

 ドル円はじり高。20時時点では149.97円と17時時点(149.90円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが2007年以来の高い水準となる5.0187%まで上昇したことがドルの支えとはなったが、150円を前に動意は高まらなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.74円 - 150.11円
ユーロドル:1.0572ドル - 1.0615ドル
ユーロ円:158.51円 - 159.16円


(小針)
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