東京外国為替市場概況・10時 ドル円、高値圏で小動き

 10日の東京外国為替市場でドル円は高値圏で小動き。8時時点では151.32円とニューヨーク市場の終値(151.35円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.65%台に乗せた場面では、151.38円までじり高に。もっとも昨日高値151.39円には届かず、ゴトー日(5・10日)の仲値も盛り上がらないまま、151.30円台を中心に狭い値動きだった。

 豪ドルは弱含み、対ドルでは0.6352ドル、対円でも96.13円まで下値を広げた。軟調な日経平均が重しとなったほか、豪準備銀行(RBA)四半期金融政策報告が前回会合(ハト派的な利上げ)の声明文に沿った内容だったことも買いづらさに繋がった。

 ユーロ円はやや下げ渋り。10時時点では161.43円とニューヨーク市場の終値(161.46円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。日本株安を眺めて161.36円までユーロ売り円買いに振れるも、一巡後は161.40円台まで持ち直した。

 ユーロドルは10時時点では1.0668ドルとニューヨーク市場の終値(1.0668ドル)とほぼ同水準だった。下押しは1.0663ドルまでと、8日安値1.0659ドルを前に下げ止まった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.28円 - 151.38円
ユーロドル:1.0663ドル - 1.0671ドル
ユーロ円:161.36円 - 161.49円


(小針)
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