ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円 底堅い

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。4時時点では151.56円と2時時点(151.55円)と比べて1銭程度のドル高水準。日米金利差を意識したドル買い・円売りの流れが続くなか、151円半ばで底堅い動き。米10年債利回りが前日比プラス水準に持ち直したことも支えに151.60円まで高値を更新した。ただ、10月31日につけた年初来高値151.72円、昨年10月21日に記録した1990年7月以来の高値151.95円が視野に入っており、日本当局の円買い介入への警戒感も強まっている。

 ユーロドルは小動き。4時時点では1.0681ドルと2時時点(1.0669ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準。欧州中央銀行(ECB)当局者らのインフレ警戒発言を支えに下げ渋るも、上昇に転じた米長期金利の動きも重しに1.06ドル後半で伸び悩み、値動きは限定的。

 ユーロ円はじり高。4時時点では161.88円と2時時点(161.69円)と比べて19銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下げ渋りや米株の上げ幅拡大の動きが下支えとなるなか、ドル円の上昇につられ161.94円まで2008年8月以来の高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.22円 - 151.60円
ユーロドル:1.0656ドル - 1.0693ドル
ユーロ円:161.36円 - 161.94円

(金)
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