欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、軟調な推移継続

 28日の欧州外国為替市場でユーロドルは軟調な推移を継続。20時時点では1.0789ドルと17時時点(1.0800ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。米金利の高止まり観測などを手掛かりとしたドル買いが続いた。ユーロドルは2月20日以来の水準1.0775ドルまで本日安値を更新。パネッタ伊中銀総裁から「緩和の条件は整いつつある」などの発言も聞かれた。売り一巡後は、時間外取引の米10年債利回りが4.22%台で頭打ちとなるなか1.0790ドル付近へと小幅に戻した。

 ユーロ円も下落幅を拡大。20時時点では163.29円と、17時時点(163.51円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。欧州通貨売りの流れに乗って、163.14円まで下落幅を拡大。その後はユーロドルの戻りとともに下げ渋り、163.30円付近で推移した。

 ドル円はもみ合いが続いた。20時時点では151.39円と17時時点(151.43円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。対欧州通貨などのドル強含みを支援に151円半ばで戻りを試す動きとなったものの大きな値動きにならなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.25円 - 151.54円
ユーロドル:1.0775ドル - 1.0828ドル
ユーロ円:163.14円 - 163.87円

(関口)
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