ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、上げ幅拡大

 3日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上げ幅を拡大。2時時点では1.0830ドルと24時時点(1.0823ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。3月米ISM非製造業指数をきっかけとしたドル売りの流れが継続。米長期金利の上昇幅縮小を眺めながら1.0836ドルまでユーロ高ドル安が進行した。もっとも、本日1.0834ドル付近に位置する200日移動平均線を超えたところでは買いが一服した。
 また、ポンドドルが1.2651ドルまで上値を伸ばし、ドル/スイスフランは0.9030フランまで日通し安値を更新した。

 ドル円はじり安。2時時点では151.64円と24時時点(151.78円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。ドル全般に軟調推移の流れに沿って、151.58円まで上値を切り下げた。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言「経済が予想通りに進展すれば、FOMC参加者の大半は年内に利下げが始まると見ている」や「インフレが上昇傾向に反転しているとは考えていない」などが伝わった。

 ユーロ円は高値圏でもみ合い。2時時点では164.24円と24時時点(164.27円)と比べて3銭程度のユーロ安水準。164.32円まで買われた後は、ドル円とユーロドルに挟まれて164.20円台を中心に上下した。
 他、堅調な日経平均先物も支えに豪ドル円が99.58円、NZドル円は91.08円まで上げ幅を拡大した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.44円 - 151.95円
ユーロドル:1.0764ドル - 1.0836ドル
ユーロ円:163.07円 - 164.32円


(小針)
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