ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、高止まり

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は高止まり。2時時点では154.62円と24時時点(154.63円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.65%台、米連邦準備理事会(FRB)金融政策の影響を受けやすい同2年債利回りも4.99%まで上昇。ドル円は154.65円まで小幅に上値を広げた。本邦当局による円買い介入への警戒感もあり大きく上伸する動きではなかったものの、高値圏を維持した。ボスティック米アトランタ連銀総裁から「米国のインフレは高すぎる」「年末まで利下げは出来ないだろう」などの発言が聞かれた。

 ユーロドルはもみ合い。2時時点では1.0653ドルと24時時点(1.0654ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。独10年債利回りがじりじり上昇するなか、ユーロドルは1.0665ドル前後へ持ち直す場面もあった。しかし、独長期金利が2.50%台まで上昇した一方、米長期金利の上昇も進み、ユーロドルの上向きの勢いを限定した。

 ユーロ円ももみ合い。2時時点では164.72円と24時時点(164.74円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。米株が高安まちまちで推移するなか、クロス円も方向感が定まらなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.96円 - 154.65円
ユーロドル:1.0646ドル - 1.0690ドル
ユーロ円:164.36円 - 164.95円

(関口)
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