東京外国為替市場概況・10時 ドル円、高止まり

 23日の東京外国為替市場でドル円は高止まり。10時時点では154.78円とニューヨーク市場の終値(154.85円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。朝方に154.85円まで上昇して前日高値に並ぶも、約34年ぶり高値水準ということもあり、その後は上値抵抗として意識された様子。もっとも、下押しは154.71円に留まるなど、高値圏でもみ合う展開となった。なお、鈴木財務相は「市場の動きは高い緊張感をもって見ている」などと発言したが反応は薄かった。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では164.98円とニューヨーク市場の終値(164.98円)とほぼ同水準だった。ドル円の下げに連れて164.88円まで下押すも、日経平均が堅調に推移したこともあり、売り一巡後は165円手前まで値を戻すなど、方向感が定まらなかった。

 ユーロドルは動意薄。10時時点では1.0658ドルとニューヨーク市場の終値(1.0655ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.61%台で小動きとなったこともあり、狭いもみ合いとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.71円 - 154.85円
ユーロドル:1.0652ドル - 1.0660ドル
ユーロ円:164.88円 - 165.06円

(川畑)
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