欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり高継続

 9日の欧州外国為替市場でドル円はじり高が継続。20時時点では155.91円と17時時点(155.82円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。特段の材料がない中、欧州市場序盤からのドル買いの流れが続くと、155.95円まで上昇して2日高値156.28円に迫った。時間外の米10年債利回りが4.51%半ばまで上昇したことも追い風となった。

 ポンドドルは下落。英中銀(BOE)は市場予想通り政策金利を5.25%に据え置くことを決定したが、前回は1人だった0.25%利下げ主張が2人に増加したことから、結果公表後はポンド売りで反応。ポンドドルは1.2448ドルまで売られた。

 ユーロドルは小動き。20時時点では1.0734ドルと17時時点(1.0734ドル)とほぼ同水準だった。米長期金利の上昇が重しとなり、1.0726ドルまで小幅に続落。もっとも、本日これまでの値幅は26pips程度と、小動きの域を出ていない。

 ユーロ円は小高い。20時時点では167.36円と17時時点(167.27円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下げよりもドル円が上げた影響をより大きく受けると、167.44円まで上値を広げて日通し高値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.17円-155.95円 
ユーロドル:1.0726ドル-1.0752ドル 
ユーロ円:166.75円-167.44円


(川畑)
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