東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、上げ幅拡大

 24日の東京外国為替市場で豪ドルは上げ幅を拡大した。豪消費者物価指数(CPI)が総じて市場予想を上回ると豪金利が大幅に上昇。これを受けて豪ドル円は2014年12月以来の101円台乗せに成功し、101.02円まで買われた。豪ドル/ドルも0.6530ドルまで上げ足を速め、ユーロ豪ドルが1.6408豪ドルまで豪ドル高が進んだ。
 日本時間10時30分に発表された豪CPIは3月分が前年比3.5%、1-3月期が同比3.6%とそれぞれ予想から0.1ポイント上振れた。

 ユーロ円はしっかり。12時時点では165.80円とニューヨーク市場の終値(165.71円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。株高を眺めてリスク選好の円売りの流れが続き、2008年以来のユーロ高・円安水準となる165.85円をつけた。日経平均は777円高の3万8329円で前引けしている。

 ドル円は小高い。12時時点では154.80円とニューヨーク市場の終値(154.83円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。目立った動きはなかったものの、昨日高値154.88円を見据えた位置で底堅い印象。豪金利につれて時間外の米10年利回りが上昇していることも支えとなった。

 ユーロドルは高値圏でもみ合い。12時時点では1.0710ドルとニューヨーク市場の終値(1.0701ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。豪ドル/ドルの上昇に追随して1.0714ドルをつけたものの、対豪ドルでのユーロ売りも出ていた影響も受けて上値は限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.73円 - 154.83円
ユーロドル:1.0700ドル - 1.0714ドル
ユーロ円:165.57円 - 165.85円


(小針)
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