予想とまとめ

【ロンドン為替予想】欧州インフレ鈍化に対する当局者見解に注目
2023/12/01 13:30
 本日のロンドン為替市場でユーロドルは、ユーロ圏インフレが想定より鈍化したことに対する欧州金融当局者の見解を確認しながらの取引きとなりそうだ。昨日発表された11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)は前年比2.4%と2年4カ月ぶりの低水準を記録。市場予想は前回から0.2ポイント低い2.7%だった。

 欧州のインフレ減速が顕著となったことを受けて、短期金融市場は欧州中央銀行(ECB)が来年春にも利下げを開始することを織り込んだ。また更に、0.25ポイントの政策金利引き下げが最大で5回との見方も広がりつつあるようだ。

 ここにきて緩和観測が急速に高まっており、それについて本日講演が予定されているエルダーソECB専務理事、デコス・スペイン中銀総裁、ラガルドECB総裁がどのような考えを示すかが注目される。まだ1カ月だけではあるが、インフレ目標に0.4ポイントと迫ったのは事実。それにもかかわらず、具体的な理由を示さずに「利下げ議論は時期尚早」とだけ繰り返すようだと、当局への信頼が低下する恐れもある。

 ユーロドルの上値が重いままであれば、市場のポジションの偏りも意識されるかもしれない。先月21日時点のデータではあるが、米国の通貨先物市場で投機筋のポジションはユーロのネットロングが12.9万コントラクトだった。過去2週間で4万ほどネットロングが積み上がっている。7月の17.8万にはまだ届かないが、明らかな買い持ちに傾いているのは確かだ。

 なお、本日は欧州各国・地域の11月製造業PMIが発表予定。改定値のため、速報値から大きく振れない限り結果はスルーされそう。ただし、独PMI(予想42.3)が40に近づく雰囲気を見せるようだとユーロ重しになってしまうのではないか。

想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線1.0935ドルを目先のめどとし、その上が30日高値1.0984ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル、200日移動平均線1.0819ドル。

今日のイベントスケジュール

23日 (時間は日本時間)
国内
天皇誕生日で休場
海外
06:4510-12月期ニュージーランド(NZ)小売売上高(予想:前期比▲0.2%)
07:00クック米連邦準備理事会(FRB)理事、講演
07:00カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、パネルディスカッションに参加
09:012月英消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:▲18)
09:35ウォラーFRB理事、講演
14:001月シンガポール消費者物価指数(CPI、予想:前年比3.8%)
16:0010-12月期独国内総生産(GDP)改定値(季節調整済、予想:前期比▲0.3%/前年同期比▲0.2%)
16:0010-12月期独GDP改定値(季節調整前、予想:前年同期比▲0.4%)
17:00デコス・スペイン中銀総裁、講演
18:002月独Ifo企業景況感指数(予想:85.5)
18:20シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
19:00ナーゲル独連銀総裁、講演
ロシア(祖国防衛の日)、休場
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。

上値と下値の目安

ドル円 ドル円
2024/02/23 07:33
レジスタンス2 151.91(2023/11/13高値)
レジスタンス1 150.89(2/13高値)
前日終値 150.53
サポート1 150.08(日足一目均衡表・転換線)
サポート2 148.40(日足一目均衡表・基準線)
ユーロドル ユーロドル
2024/02/23 07:34
レジスタンス2 1.0956(日足一目均衡表・雲の上限)
レジスタンス1 1.0898(日足一目均衡表・雲の下限)
前日終値 1.0823
サポート1 1.0792(日足一目均衡表・転換線)
サポート2 1.0695(2/14安値)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。