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ドル・円相場:1ドル=155.44円(前営業日比△0.78円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.88円(△0.02円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0544ドル(▲0.0052ドル)
ダウ工業株30種平均:43408.47ドル(△139.53ドル)
ナスダック総合株価指数:18966.14(▲21.33)
10年物米国債利回り:4.41%(△0.01%)
WTI原油先物12月限:1バレル=68.87ドル(▲0.52ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2651.7ドル(△20.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な米経済指標
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 1.7% 0.5%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
各市場の動き
・ユーロドルは続落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.43%台まで上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行。「ウクライナ軍はロシア領内の軍事目標に対し、英国製の長距離ミサイル『ストームシャドウ』を初めて発射した」との一部報道をきっかけにリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが活発化すると、前日の安値1.0524ドルを下抜けて一時1.0507ドルまで値を下げた。
ただ、14日に付けた年初来安値1.0497ドルがサポートとして意識されると下げ渋った。米10年債利回りが4.38%台まで低下したことも相場を下支えした。もっとも、米10年債利回りが再び上昇に転じるとユーロドルの戻りも鈍くなった。
なお、クック米連邦準備理事会(FRB)理事はこの日、「インフレは引き続き緩和しており、利下げ継続が適切となる可能性が高い」と述べた一方、「利下げの規模とタイミングは経済指標次第。事前に決まっていない」と発言。また、「インフレ鎮静化が停滞し、雇用市場が依然として堅調であれば、利下げを一時停止するシナリオも考えられる」と語った。
米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバー内で最もタカ派的とされるボウマンFRB理事は「インフレ抑制の進展は停滞しているようだ」「さらなる利下げには慎重なアプローチを取るべきだ」などと話した。
・ドル円は上昇。ロシアとウクライナを巡る一連の報道をきっかけにリスク・オフの円買い・ドル売りが先行すると、0時30分前に一時155.06円付近まで値を下げた。ただ、対ユーロなどでドル買いが進んだ影響を受けたため、下押しは限定的だった。アジア時間に付けた日通し安値154.53円や一目均衡表転換線が位置する154.45円がサポートとして意識された面もあった。
・ユーロ円はほぼ横ばい。ロシアとウクライナを巡る地政学リスクへの警戒からリスク回避の円買い・ユーロ売りが優勢となった。ナイト・セッションの日経平均先物の下落も相場の重しとなり、1時30分過ぎに一時163.17円と日通し安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに反発。「ウクライナ軍が英国製の巡航ミサイルをロシア領内に向け発射した」と伝わると、ウクライナとロシアを巡る緊張が高まり売りが先行した。ただ、ユナイテッドヘルス・グループやアムジェンなどディフェンシブ株の一角に買いが入ると持ち直した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。ロシアとウクライナを巡る地政学リスクへの警戒感から相対的に安全資産とされる米国債に買いが先行したものの、20年債入札が低調だったことが分かると失速した。
・原油先物相場は3日ぶりに反落。中東やウクライナの地政学リスクがくすぶるなか底堅く推移していたが、米週間原油在庫の積み増し継続が発表され戻りが鈍くなりマイナス圏へ沈んだ。
・金先物相場は大幅に3日続伸。「ウクライナはロシア領内に向けて英国製巡航ミサイル『ストームシャドウ』を発射」との報道をきっかけに地政学リスクが高まった。リスク回避資産である金に買いが集まり、2659.0ドルまで高値を更新した。