予想とまとめ

定時での為替市場のまとめ

15時 ドル円、底堅い
2024/11/21 15:08
 21日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では155.17円と12時時点(154.95円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。後場の日経平均株価が一時400円前後下落したことを眺め、154.87円までわずかに下値を広げた。しかし日本株売りが一服すると下げ渋って155円台を回復し、一時155.25円前後まで買い戻された。
 なお植田日銀総裁の講演では「トランプ次期米政権の政策が発表された段階で状況を注視する」「12月会合までに多くのデータが出る。12月会合の結果を予測するのは不可能」などと言及された。
 
 ユーロドルは小安い。15時時点では1.0547ドルと12時時点(1.0549ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。ポジション調整の買いで、一時1.0555ドルまでわずかに上値を伸ばした。
 ビルロワドガロー仏中銀総裁が「物価と成長のリスクは下方向」「欧州中央銀行(ECB)は景気抑制的な金融政策を緩和し続けるべき」「次期米政権の関税は、欧州のインフレ見通しに著しい打撃は与えない見込み」などと述べたものの、市場への影響はなかった。

 ユーロ円は15時時点では163.65円と12時時点(163.46円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の下げ幅拡大に対する反応は鈍く、ドル円の買い戻しにつれて163.75円前後まで下値を切り上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.87円 - 155.45円
ユーロドル:1.0540ドル - 1.0555ドル
ユーロ円:163.35円 - 163.88円
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。