予想とまとめ
今週の予想
今日の予想はこちら国内イベントスケジュール
18日
08:50 | ◎ | 9月機械受注 |
10:05 | ◎ | 植田和男日銀総裁、あいさつ |
20日
08:50 | ◎ | 10月貿易統計(通関ベース) |
21日
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) |
14:10頃 | ◎ | 植田和男日銀総裁、講演(パリ・ユーロプラス ファイナンシャル・フォーラム2024) |
22日
08:30 | ☆ | 10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合) |
08:30 | ☆ | 10月全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く) |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
海外イベントスケジュール
18日
06:45 | ◎ | 7-9月期ニュージーランド(NZ)卸売物価指数(PPI) |
16:30 | ◇ | 7-9月期スイス鉱工業生産 |
17:00 | ◎ | デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁、講演 |
17:00 | ◎ | ナーゲル独連銀総裁、講演 |
18:00 | ◎ | マクルーフ・アイルランド中銀総裁、講演 |
19:00 | ◇ | 9月ユーロ圏貿易収支 |
22:00 | ◎ | レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演 |
22:00 | ◎ | ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、講演 |
22:15 | ◇ | 10月カナダ住宅着工件数 |
22:30 | ◇ | 9月対カナダ証券投資 |
24:00 | ◎ | グールズビー米シカゴ連銀総裁、あいさつ |
24:00 | ◎ | 11月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数 |
19日
03:30 | ◎ | グリーン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演 |
03:30 | ◎ | ラガルドECB総裁、講演 |
06:00 | ◎ | 9月対米証券投資動向 |
20カ国・地域(G20)首脳会議(ブラジル・リオデジャネイロ、19日まで) | ||
メキシコ(メキシコ革命記念日)、休場 | ||
09:30 | ◎ | 11月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨 |
17:30 | ◎ | エルダーソンECB専務理事、講演 |
18:00 | ◇ | 9月ユーロ圏経常収支(季節調整済) |
19:00 | ☆ | 10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値 |
19:00 | ☆ | 10月ユーロ圏HICPコア改定値 |
22:30 | ◎ | 10月カナダ消費者物価指数(CPI) |
22:30 | ◎ | 10月米住宅着工件数 |
◎ | 建設許可件数 |
20日
16:00 | ◇ | 10月独生産者物価指数(PPI) |
16:00 | ◎ | 10月英CPI |
16:00 | ◎ | CPIコア指数 |
◇ | 小売物価指数(RPI) | |
17:00 | ◎ | 10月南アフリカCPI |
19:00 | ◇ | 9月ユーロ圏建設支出 |
20:00 | ◇ | 9月南アフリカ小売売上高 |
21:00 | ◇ | MBA住宅ローン申請指数 |
21日
00:30 | ◇ | EIA週間在庫統計 |
01:00 | ◎ | ラムスデン英中銀(BOE)副総裁、講演 |
03:30 | ◎ | ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、講演 |
ブラジル(黒人意識の日)、休場 | ||
16:00 | ◎ | 7-9月期ノルウェー国内総生産(GDP) |
16:45 | ◇ | 11月仏企業景況感指数 |
17:00 | ◎ | ブロックRBA総裁、講演 |
17:30 | ◎ | 10月香港CPI |
17:30 | ◎ | ホルツマン・オーストリア中銀総裁、講演 |
18:00 | ◎ | エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演 |
20:00 | ◎ | トルコ中銀、政策金利発表 |
22:30 | ◇ | 10月カナダ鉱工業製品価格 |
22:30 | ◇ | 10月カナダ原料価格指数 |
22:30 | ◎ | 11月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数 |
22:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数 |
23:00 | ◎ | マン英MPC委員、講演 |
24:00 | ◎ | 11月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値) |
24:00 | ◎ | 10月米景気先行指標総合指数 |
24:00 | ◎ | 10月米中古住宅販売件数 |
22日
09:00 | ◎ | 7-9月期シンガポールGDP確定値 |
09:01 | ◇ | 11月英消費者信頼感指数(Gfk調査) |
16:00 | ◎ | 10月英小売売上高 |
16:00 | ☆ | 7-9月期独GDP改定値 |
17:15 | ◎ | 11月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値 |
17:15 | ◎ | 11月仏サービス部門PMI速報値 |
17:30 | ◎ | ラガルドECB総裁、講演 |
17:30 | ◎ | 11月独製造業PMI速報値 |
17:30 | ◎ | 11月独サービス部門PMI速報値 |
18:00 | ◎ | センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演 |
18:00 | ◎ | 11月ユーロ圏製造業PMI速報値 |
18:00 | ◎ | 11月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 |
18:30 | ◎ | 11月英製造業PMI速報値 |
18:30 | ◎ | 11月英サービス部門PMI速報値 |
21:00 | ◎ | 7-9月期メキシコGDP確定値 |
22:00 | ◎ | ナーゲル独連銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演 |
22:30 | ◎ | 9月カナダ小売売上高 |
23:45 | ◎ | 11月米製造業PMI速報値 |
23:45 | ◎ | 11月米サービス部門PMI速報値 |
23:45 | ◎ | 11月米総合PMI速報値 |
24:00 | ◎ | 11月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値) |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
◆ドル円、介入に警戒も可能性は低いとの見方強い
◆ユーロドル、ドル独歩高で下値探る展開続く
予想レンジ
ドル円 154.50-162.00円
ユーロドル 1.0200-1.0600ドル
11月18日週の展望
ドル円は、トランプトレード継続への期待感、米利下げ観測の後退から引き続き底堅く推移しそうだ。今週は来年から始動するトランプ政権の主要ポストに関する報道が伝わった。国務長官にルビオ上院議員、国家安全保障担当補佐官にウォルツ下院議員を抜擢するなど、いずれも対中強硬派のメンバーが選出されたことで外国為替市場では中国人民元売りが活発化。その他通貨にも波及したためドルが全面高となった。また、米大統領選と同時実施された連邦下院選で共和党が多数派を維持したことも判明し、赤をシンボルカラーとする共和党が大統領職と上下両院を独占する「トリプルレッド」を達成。トランプ政権が掲げる財政拡大政策が円滑に進むとの思惑がドル一段高を後押ししている。
また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が14日に「経済情勢は極めて良好であり、利下げを急ぐ必要があるというシグナルを発していない」と発言し、米利下げ観測が後退していることもドル買いを促しそうだ。CMEのフェドウォッチによると、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での据え置き確率が41%前後まで上昇しており、利下げが見送られる可能性が出てきている。
ここで警戒されるのが政府・日銀による介入だが、「直近の高値である昨年7月に付けた161.95円を超えるまでは可能性が低いのでは」との見方が強い。また、トランプ政権による米金利先高観、衆院選大敗による与党・自民党の弱体化など、ファンダメンタルズ面から見ても妥当な動きであるため、介入を実施することは難しい状況だろう。仮に介入したとしても、状況が変わったわけではないため、すぐに反発する可能性が高そうだ。
ユーロドルは、ドル全面高となるなか下値を模索する展開が想定される。今週発表された11月独ZEW景況感指数にユーロ売りで反応するなど欧州景気指標に対して敏感になっているため、22日に発表される欧州各国の購買担当者景気指数(PMI)速報値には警戒したい。なお、独与野党は来年2月23日に総選挙を行うことで合意したが、現状では最大野党会派「キリスト教民主・社会同盟」が支持率で首位に立っていることから、政権交代の可能性が高まっている。
11月11日週の回顧
ドル円は、米長期金利の上昇とともにドルが独歩高となった流れに沿った。多少の上下はありながらも週後半にかけて強い地合いを維持。FRB議長のタカ派発言が伝わると156円台半ばまで上げ幅を広げ、7月23日以来の高値を付けている。
ユーロドルはドル全面高となった影響から軟調に推移。目先のサポートとして意識されていた4月16日の年初来安値1.0601ドルを下抜けて、昨年10月以来の安値となる1.0497ドルまで下げ足を速めた。(了)