予想とまとめ
今週の予想
今日の予想はこちら国内イベントスケジュール
26日
08:50 | ◇ | 8月企業向けサービス価格指数 |
27日
08:50 | ☆ | 7月27-28日分の日銀金融政策決定会合議事要旨 |
14:00 | ◇ | 7月景気動向指数改定値 |
28日
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) |
29日
08:30 | ◎ | 9月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合) |
08:30 | ◎ | 8月完全失業率 |
08:30 | ◎ | 8月有効求人倍率 |
08:50 | ◇ | 8月商業販売統計速報(小売業販売額) |
08:50 | ◎ | 8月鉱工業生産速報 |
14:00 | ◇ | 9月消費動向調査(消費者態度指数 一般世帯) |
14:00 | ◇ | 8月新設住宅着工戸数 |
19:00 | ◇ | 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
海外イベントスケジュール
25日
14:00 | ◎ | 8月シンガポール消費者物価指数(CPI) |
16:00 | ◎ | ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演 |
17:00 | ◎ | 9月独Ifo企業景況感指数 |
南アフリカ(伝統文化継承の日の振替休日)、休場 |
26日
07:00 | ◎ | カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演 |
16:00 | ◎ | レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演 |
22:00 | ◇ | 7月米住宅価格指数 |
22:00 | ◎ | 7月米ケース・シラー住宅価格指数 |
23:00 | ☆ | 8月米新築住宅販売件数 |
23:00 | ◎ | 9月米消費者信頼感指数 |
23:00 | ◎ | 9月米リッチモンド連銀製造業景気指数 |
27日
02:00 | ◎ | 米財務省、2年債入札 |
10:30 | ◎ | 8月豪CPI |
15:00 | ◇ | 10月独消費者信頼感指数(Gfk調査) |
15:45 | ◇ | 9月仏消費者信頼感指数 |
20:00 | ◇ | MBA住宅ローン申請指数 |
21:00 | ◇ | 8月メキシコ貿易収支 |
21:30 | ◎ | 8月米耐久財受注額 |
23:30 | ◇ | EIA週間在庫統計 |
28日
01:00 | ◎ | 8月ロシア失業率 |
02:00 | ◎ | 米財務省、5年債入札 |
10:00 | ◇ | 9月ANZ企業信頼感 |
10:30 | ◎ | 8月豪小売売上高 |
18:00 | ◎ | 9月ユーロ圏経済信頼感指数 |
18:00 | ◎ | 9月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値) |
18:30 | ◇ | 8月南アフリカ卸売物価指数(PPI) |
21:00 | ◎ | 9月独CPI速報値 |
21:00 | ◇ | 8月メキシコ失業率(季節調整前) |
21:30 | ☆ | 4-6月期米国内総生産(GDP)確定値 |
◎ | 米個人消費/コアPCE確定値 | |
21:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数 |
22:00 | ◎ | グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演 |
23:00 | ◎ | 8月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数) |
29日
02:00 | ◎ | 米財務省、7年債入札 |
04:00 | ◎ | メキシコ中銀、政策金利発表 |
05:00 | ☆ | パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、講演 |
韓国(秋夕)、休場 | ||
08:00 | ◎ | バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演 |
15:00 | ◇ | 8月独輸入物価指数 |
15:00 | ◎ | 8月独小売売上高 |
15:00 | ☆ | 4-6月期英GDP改定値 |
15:00 | ◇ | 4-6月期英経常収支 |
15:45 | ◇ | 9月仏CPI速報値 |
15:45 | ◇ | 8月仏消費支出 |
15:45 | ◇ | 8月仏PPI |
16:00 | ◇ | 9月スイスKOF景気先行指数 |
16:00 | ◇ | 8月トルコ貿易収支 |
16:55 | ◎ | 9月独雇用統計 |
17:30 | ◇ | 8月英消費者信用残高 |
17:30 | ◇ | 8月英マネーサプライM4 |
18:00 | ☆ | 9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値 |
18:00 | ☆ | 9月ユーロ圏HICPコア速報値 |
21:00 | ◎ | 8月南アフリカ貿易収支 |
21:30 | ☆ | 7月カナダGDP |
21:30 | ◇ | 8月米卸売在庫 |
21:30 | ◎ | 8月米個人消費支出(PCE) |
◎ | 8月米個人所得 | |
☆ | 8月米PCEデフレーター | |
☆ | 8月米PCEコアデフレーター | |
22:45 | ◎ | 9月米シカゴ購買部協会景気指数 |
23:00 | ◎ | 9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値) |
30日
01:45 | ◎ | ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演 |
中国(中秋節)、韓国(秋夕)、休場 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
◆円安のペースが早まれば介入警戒感が高まりそう
◆ユーロドル、引き続き上値の重い展開
予想レンジ
ドル円 146.00-151.00円
ユーロドル 1.0300-1.0750ドル
9月25日週の展望
ドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合を通過し、日米金融政策の方向性を改めて確認することから底堅い展開が想定される。
FOMCでは、「経済・金利見通し」で年内あと1回の利上げが確認されたほか、2024年末と2025年末の中央値が上方修正された。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見で「経済成長率が予想より強い」「経済活動の力強さが、金利の引き上げを必要とする主な理由」と発言するなど、今回の決定が「タカ派的な据え置き」だったことを市場に印象付かせた。FRB議長が掲げる「金利水準がより高く、より長く」の金融スタンスを改めて強調したため、日米金融政策の方向性の違いが一段と明確になった。
今後の米金利見通しを占う上でインフレ指標よりも米国の実体経済の強さを表す指標に一段と注目が集まる可能性がある。そういった意味でも、来週は26日に9月消費者信頼感指数や9月米リッチモンド連銀製造業景気指数、27日に8月耐久財受注額、28日に4-6月期米国内総生産(GDP)確定値、29日に8月PCEコアデフレーターなど、重要指標が目白押しとなっているため、結果を受けた米長期金利の動向には注目が集まる。
ただ、米10年債利回りが2007年11月以来の高水準を付けるなど、金利上昇が株式市場への悪材料となることに警戒感が高まっている。今週後半にかけて世界的に株価が下落した流れが来週以降も続くかどうか注視する必要があるだろう。
また、ドル円が上値を試す展開となった場合には、引き続き政府・日銀による介入の可能性が出てくることも考慮したい。足もとのドル円は、昨年11月以来の高値を更新し続けているものの、ペースが緩やかであることから介入実施への警戒感はそれほど高まっていないが、来週の相場で急速な円安が進んだ場合には、政府高官などの発言の変化に注目すべきだろう。
ユーロドルは、引き続き上値の重い展開が想定される。先日の欧州中央銀行(ECB)理事会で利上げ休止観測が高まるなか、米国が「タカ派的な金利据え置き」を発表したことで、欧米金融政策の方向性の違いに着目したユーロ売り・ドル買いの流れが続く可能性が高いと予想している。
9月18日週の回顧
ドル円は、147円台後半を中心としたもみ合いが週半ばまで続いていたが、FOMCやパウエルFRB議長のタカ派的な見解を受けてドル高が進むと一時148.46円と年初来高値を更新した。ただ、米金利上昇を嫌気して欧米株価が崩れるとリスクオフの動きとなり、一時147.32円まで失速している。
ユーロドルは週半ばまでは底堅く一時1.0737ドルまで上昇したが、FOMC後はドル高が加速した影響から1.0617ドルまで一転下落した。(了)