予想とまとめ
今週の予想
今日の予想はこちら国内イベントスケジュール
31日
08:50 | ◎ | 2月鉱工業生産速報 |
08:50 | ◇ | 2月商業販売統計速報(小売業販売額) |
14:00 | ◇ | 2月新設住宅着工戸数 |
19:00 | ◇ | 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) |
1日
08:30 | ◎ | 2月完全失業率 |
08:30 | ◎ | 2月有効求人倍率 |
08:50 | ☆ | 日銀・企業短期経済観測調査(短観、3月調査) |
2日
08:50 | ◇ | 3月マネタリーベース |
3日
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) |
4日
08:30 | ◇ | 2月家計調査(消費支出) |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
海外イベントスケジュール
31日
09:00 | ◇ | 3月ANZ企業信頼感 |
10:30 | ◎ | 3月中国製造業購買担当者景気指数(PMI) |
15:00 | ◇ | 2月独輸入物価指数 |
15:00 | ◎ | 2月独小売売上高 |
17:00 | ◎ | パネッタ伊中銀総裁、講演 |
17:00 | ◎ | ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演 |
17:30 | ◇ | 2月英消費者信用残高 |
17:30 | ◇ | 2月英マネーサプライM4 |
21:00 | ◎ | 2月南アフリカ貿易収支 |
21:00 | ◎ | 3月独消費者物価指数(CPI)速報値 |
22:45 | ◎ | 3月米シカゴ購買部協会景気指数 |
欧州・英国は30日から夏時間に移行済み | ||
シンガポール(ハリラヤプアサ)、インド(イスラム教断食明け祭)、トルコ(砂糖祭)、休場 |
1日
09:30 | ◎ | 2月豪小売売上高 |
10:45 | ◎ | 3月Caixin中国製造業PMI |
12:30 | ☆ | 豪準備銀行(RBA)政策金利発表 |
15:00 | ◇ | 3月英ネーションワイド住宅価格指数 |
15:30 | ◇ | 2月スイス小売売上高 |
16:30 | ◇ | 3月スイス製造業PMI |
16:50 | ◎ | 3月仏製造業PMI改定値 |
16:55 | ◎ | 3月独製造業PMI改定値 |
17:00 | ◎ | 3月ユーロ圏製造業PMI改定値 |
17:15 | ◎ | グリーン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演 |
17:30 | ◎ | 3月英製造業PMI改定値 |
18:00 | ☆ | 3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値 |
18:00 | ☆ | 3月ユーロ圏HICPコア速報値 |
18:00 | ◎ | 2月ユーロ圏失業率 |
21:30 | ◎ | ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演 |
22:45 | ◎ | 3月米製造業PMI改定値 |
23:00 | ◇ | 2月米建設支出 |
23:00 | ☆ | 3月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数 |
23:00 | ◎ | 2月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数 |
24:00 | ◇ | 3月メキシコ製造業PMI |
2日
01:30 | ◎ | レーンECB専務理事兼主任エコノミスト、講演 |
06:45 | ◎ | 2月ニュージーランド(NZ)住宅建設許可件数 |
09:30 | ◎ | 2月豪住宅建設許可件数 |
16:00 | ◇ | 3月トルコ製造業PMI |
19:30 | ◎ | シュナーベルECB専務理事、講演 |
20:00 | ◇ | MBA住宅ローン申請指数 |
21:15 | ☆ | 3月ADP全米雇用報告 |
23:00 | ◎ | 2月米製造業新規受注 |
23:30 | ◇ | EIA週間在庫統計 |
3日
01:00 | ◎ | 2月ロシア失業率 |
トランプ米大統領、「相互関税」発表 | ||
07:00 | ◎ | ブロックRBA総裁、議会証言 |
09:30 | ◇ | 2月豪貿易収支 |
10:45 | ◎ | 3月Caixin中国サービス部門PMI |
15:30 | ◎ | 3月スイスCPI |
16:00 | ◎ | 3月トルコCPI |
16:50 | ◎ | 3月仏サービス部門PMI改定値 |
16:55 | ◎ | 3月独サービス部門PMI改定値 |
17:00 | ◎ | 3月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 |
17:30 | ◎ | 3月英サービス部門PMI改定値 |
18:00 | ◎ | 2月ユーロ圏卸売物価指数(PPI) |
20:30 | ☆ | ECB理事会議事要旨(3月6日分) |
20:30 | ◇ | 3月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ) |
21:30 | ◇ | 2月カナダ貿易収支 |
21:30 | ◎ | 2月米貿易収支 |
21:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数 |
22:45 | ◎ | 3月米サービス部門PMI改定値 |
22:45 | ◎ | 3月米総合PMI改定値 |
23:00 | ☆ | 3月米ISM非製造業指数 |
4日
01:00 | ◎ | ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長、講演 |
14:45 | ◇ | 3月スイス失業率(季節調整前) |
15:00 | ◎ | 2月独製造業新規受注 |
15:45 | ◇ | 2月仏鉱工業生産 |
15:00 | ◎ | 3月スウェーデンCPI |
17:30 | ◎ | 3月英建設業PMI |
21:30 | ☆ | 3月カナダ雇用統計 |
21:30 | ☆ | 3月米雇用統計 |
5日
00:25 | ☆ | パウエルFRB議長、講演 |
03:00 | ◎ | 3月ブラジル貿易収支 |
中国、香港(清明節)、休場 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
◆週末の米雇用統計をはじめ、米重要指標が目白押し
◆ユーロドル、ECBの追加利下げ観測高まる
予想レンジ
ドル円 148.00-154.00円
ユーロドル 1.0500-1.1000ドル
3月31日週の展望
ドル円は、トランプ政権による関税政策発動による株価への影響を見極めながら、週末の米雇用統計を始めとした米重要指標に一喜一憂する展開が想定される。トランプ米大統領は26日、米国内に輸入される全ての自動車に対して25%の追加関税を課す文書に署名した。これにより、4月2日から発動され、エンジンなど主要部品についても5月3日までに発動される予定だ。米大統領は「敵味方問わず、彼らは我が国から多くのものを奪ってきた。率直に言って、敵よりも友の方がはるかにひどいことも多かった」と述べており、その味方(友)とされるのが日本であり、今後関税が緩和もしくは撤廃される可能性はかなり低そうだ。対米輸出の3割弱を自動車が占める日本経済への打撃は必至であり、日本の景気先行き懸念は一層高まるだろう。そうなれば、日銀の政策決定にも大きく影響を与えるため、植田総裁をはじめ日銀メンバーの見解に注目したい。
また、来週は4月1日に3月ISM製造業景況指数、4月2日に3月ADP雇用統計、4月3日に3月ISM非製造業景況指数、4月4日に3月米雇用統計の発表が予定されている。6月の利下げ確率が5割前後と意見が分かれており、指標の結果次第で織り込んでいく動きになるかどうかを見極めることになりそうだ。なお、来週は週明けが月末・期末最終日となり、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた特殊なフローにも警戒しておきたい。また、日本は4月1日から新年度に入るため、本邦実需勢の動きにも注意が必要となるだろう。
ユーロドルは上値が重くなりそうだ。世界的な貿易摩擦がもたらす不確実性から、短期市場では欧州中央銀行(ECB)が4月に6会合連続で利下げを行うとの予想が8割程度まで高まっている。ただ、前回会合でラガルドECB総裁は「利下げの一時停止はあり得る」と述べていたほか、ウンシュ・ベルギー中銀総裁も利下げ休止の検討を訴えているため、メンバー間でも意見が分かれている状況。来週は4月1日に製造業、4月3日にサービス分門の欧州各国購買担当者景気指数(PMI)改定値が予定されており、速報値から下方修正されれば一段と利下げへの思惑が広がり、ユーロは下値リスクが高まるだろう。
3月24日週の回顧
ドル円は底堅い。週明けは3月米サービス部門PMI速報値が予想より強い内容だったことで買いが強まり151円手前まで上昇した。翌日は3月米消費者信頼感指数など弱い指標が相次いだため149円台半ばまで下げたが下値は限定的。米長期金利の上昇も支えに週後半には151円台を回復。一時151.15円まで上値を伸ばしている。
ユーロドルは方向感がない。週明けに1.0858ドルまで上昇も、米関税政策が嫌気され1.0733ドルまで下押しした。一方で200日MAが下値の目処として意識されたほか、月末絡みの買いが観測されるなど下値は限られた。(了)