NY為替見通し=米雇用統計、低位で推移する失業率の動向に注視
NYタイムは、注目の米雇用統計が発表となる。非農業部門雇用者数について市場は19.0万人程度の増加を予想している。参考指標となる昨日のADP全米雇用報告が強い結果となったことは目線を上げそう。ただ、単月でのADPと米雇用統計の強弱は必ずしも一致しない。
インフレ動向に影響を与える平均時給の強弱にも留意したいが、全般的にインフレ率上昇の勢いが落ち着き始めている感もあり、米連邦準備理事会(FRB)の政策責任の1つでもある雇用の強弱がインフレ動向より注目を集めやすいかもしれない。
ADPと強弱がかい離することも少なくない点からもわかるように、単月での雇用の増減は非常に振れやすい数字。そのため、低位で推移している失業率の動向を注視する市場参加者も多い。先月3.4%と、市場予想の3.6%より低下した失業率は、揺り戻しで3.5%へやや上昇すると見込まれている。このあたりの強弱に反応した金利の上下が、ドル相場の短期的な動きを左右するだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは昨日1日高値139.95円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、5月22日安値137.50円。
(関口)
インフレ動向に影響を与える平均時給の強弱にも留意したいが、全般的にインフレ率上昇の勢いが落ち着き始めている感もあり、米連邦準備理事会(FRB)の政策責任の1つでもある雇用の強弱がインフレ動向より注目を集めやすいかもしれない。
ADPと強弱がかい離することも少なくない点からもわかるように、単月での雇用の増減は非常に振れやすい数字。そのため、低位で推移している失業率の動向を注視する市場参加者も多い。先月3.4%と、市場予想の3.6%より低下した失業率は、揺り戻しで3.5%へやや上昇すると見込まれている。このあたりの強弱に反応した金利の上下が、ドル相場の短期的な動きを左右するだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは昨日1日高値139.95円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、5月22日安値137.50円。
(関口)