米国債市場概況・15日 10年物国債利回り、4.21%に上昇

 15日の米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は安い)4.21%で終えた。7月米小売売上高が予想を上回ったことで、米金融引き締めが長期化するとの観測が強まると売りが広がった。利回りは一時4.2681%前後と昨年10月以来の高水準を付けた。
 8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数や8月米NAHB住宅市場指数が予想を下回ったことで買い戻しが進む場面もあったが、戻りは鈍かった。

(中村)
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