米国債市場概況・2日 10年物国債利回り、4.68%に上昇

 2日の米国債券相場で長期ゾーンは下落。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.11%高い(価格は安い)4.68%で終えた。米連邦準備理事会(FRB)が高い政策金利をより長く維持するとの観測が強まる中、9月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことなどが債券売りを誘った。利回りは一時4.7014%前後と2007年10月以来の高水準を付けた。ボウマンFRB理事が「インフレ目標達成のためには一段の利上げが必要になるだろう」と述べたことも相場の重し。

(中村)
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