香港株前場:続伸スタート、ほぼ全面高 米金融引き締め長期化懸念が後退

 11日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日の米長期金利の低下と米株高を受けた買いが幅広いセクターで先行。米連邦準備理事会(FRB)から、追加利上げに消極的な発言が相次ぎ、米金融引き締めの長期化懸念が後退した。中国が今年の経済目標の達成を目指し、財政赤字の拡大を容認して新たな景気刺激策を準備すると伝わったこともあって、ほぼ全面高の展開となっている。

 指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.61%高の17948.55ポイントで推移。個別では、大型株の美団(03690)とAIAグループ(01299)が買われ、相場の上昇を主導。スマートフォン部品の舜宇光学科技(02382)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)、スポーツ用品の李寧(02331)が高い。半面、医薬品卸売りの国薬控股(01099)が逆行安。
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