米国債市場概況・19日 10年物国債利回り、4.99%に上昇

 19日の米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.08%高い(価格は安い)4.99%で終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は講演で「インフレ率は依然として高すぎる」と述べ、「物価上昇率が目標の2%に向かって低下すると確信できるまで金融引き締め的な政策を維持する」との考えを改めて表明した。FRBが高金利を長期間維持するとの見方から、債券売りが続いた。利回りは一時4.9920%前後と2007年7月以来の高水準を付けた。

(中村)
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