東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ渋り

 27日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。15時時点では149.13円と12時時点(149.14円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が200円超下落したことで、一時148.89円まで下値を広げた。しかし、米10年債利回りが4.49%台で推移したことで、下値は限定的だった。

 ユーロドルは強含み。15時時点では1.0949ドルと12時時点(1.0943ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.0951ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は15時時点では163.29円と12時時点(163.20円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。日経平均株価や上海株が軟調に推移したことで一時162.94円まで下値を広げた。しかし、ユーロドルが高値圏で堅調に推移していることで163.30円付近まで反発した。

 カナダドルは弱含み。日経平均株価が軟調に推移し、WTI原油先物価格が時間外で74ドル台まで下げていることも重しになり、カナダ円は109.01円まで、米ドルカナダドルは1.3661カナダドルまで加ドル安が進んだ。

本日こまでの参考レンジ
ドル円:148.89円 - 149.67円
ユーロドル:1.0927ドル - 1.0951ドル
ユーロ円:162.94円 - 163.72円



(山下)
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