NY株見通し-もみ合いか 11月ISM非製造業PMI、10月JOLTS求人件数に注目

 今晩はもみ合いか。昨日は主要3指数がそろって下落。前週まで5週続伸したことで目先の過熱感が意識され、年初から大きく上昇した主力ハイテク株を中心に利益確定売りに押された。ハイテク株はインテル、セールスフォースが3%超下落したほか、エヌビディア、ネットフリックスが2%超下落し、マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズも1%超下落した。そうした中で、小型株指数のラッセル2000は前日比1.04%高と4日続伸。来年の利下げ転換期待を背景に物色対象の拡大見通しが支援となった。引け後の動きではアプリケーション開発支援のギットラボが予想を上回る決算やガイダンスを発表し、株価は時間外で16%高と急伸した。

 今晩の取引では年初から大きく上昇した主力ハイテク株を中心に引き続き上値の重い展開が予想される一方、年末ラリーへの期待や来年の利下げ転換期待を背景に下値も堅い展開か。来週12-13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、今週は週末金曜日に発表される米11月雇用統計が最大の注目点となるが、今晩は寄り後に発表される米11月ISM非製造業PMIや米10月JOLTS求人件数が注目される。

 今晩の米経済指標は11月ISM非製造業PMI、10月JOLTS求人件数のほか、11月S&Pグローバル総合・サービス業PMI確定値など。企業決算は寄り前にオートゾーン、JMスマッカーなどが発表予定。(執筆:12月5日、14:00)
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