19日の主な要人発言(時間は日本時間)(2)

19日15:37 植田日銀総裁
「現時点での見通し前提なら緩和的な金融環境が当面継続する」
「短期金利操作を主たる政策手段として適切に政策運営する」
「賃金と物価の好循環の強まりが確認されている」
「今回の措置で預金金利や貸出金利が大幅に上昇するとは見ていない」
「緩和的な金融環境が、経済や物価を支える方向で作用する」
「政策変更に伴う短期金利の上昇は0.1%程度に留まる」
「金利水準は市場が決めるもの」
「見通しが下方向にずれて追加緩和が必要になれば、これまで使用した手段を含め様々な手段を検討」
「予想物価上昇率は2%まで距離、緩和的な環境を維持しつつ政策運営を行っていく」
「(今後の利上げの進め方で)物価・経済見通しに従い、適切な金利水準を選んでいく」
「2%物価目標実現の確率はまだ100%ではない」
「将来どこかの時点で、国債買い入れ額を減らしていくことを考えたい」
「新たな政策枠組みの名称は特に考えてない、短期金利を主たる政策手段とする普通の金融調節になる」
「基調的な物価上昇率がもう少し上昇すれば、短期金利の水準引き上げにつながる」
「国債買いオペや保有残高の調節、能動的な金融調節の手段としては用いない」
「春闘の動向について、予告した通り大きな判断材料にした」
「物価見通しがはっきり上振れる、もしくは上振れリスク高まれば政策変更の理由になる」
「基調的な物価見通しが2%を下回っている間は、広い意味で緩和的な環境が続く」
「為替の短期的な動きについてはコメント控えたい」
「ある特定の金利水準か緩和的かは、中立金利がどれくらいかに依存する」
「現状でははっきりと緩和的な環境と言える」
「中小企業の賃上げについて、ある程度以上上がるという自信や根拠があるわけではない」
「異次元の緩和は役割を果たした」
「(為替動向について)経済や物価の見通しに大きな影響及ぼすなら、金融政策としての対応を考える」
「賃上げの動きが広がっていくかは政策を決めるポイントになる」
「ETFなど異次元緩和の遺産のようなものは当面残り続ける」
「バランスシートの縮小をいつから始めるか、現時点で確たることは申し上げられない」
「短期金利引き上げとバランスシート縮小のタイミング、どちらが先か考えてない」

19日15:40 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「今後の金利動向についてはまだ何も議論していない」
「もっと情報を集める必要がある」
「私たちはデータに依存している」
「賃金の進化が鍵となる」
「6月には新しい予測を発表し、これについて話し合う準備が整う」

19日17:21 十倉経団連会長
「ファンダメンタルズから見れば、もっと円高であってもおかしくない」
「1ドル150円という円安、日本のファンダメンタルズを表していないのではないか」

20日01:55 カザークス・ラトビア中銀総裁
「現在の市場金利に満足している」
「中立金利に到達するには時間がかかる」

※時間は日本時間

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。