米国債市場概況・28日 10年物国債利回り、4.20%に上昇

 28日の米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落。表面利率4.000%の10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は安い)4.20%で終えた。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の発言をきっかけに、米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まると売りが出た。ただ、FRBが重視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)物価指数の発表を明日に控えて様子見ムードも強く、大きな方向感は出なかった。
 なお、この日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)の前日で短縮取引だった。

(中村)
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