今日の株式見通し-一進一退か 休場明けの米国株はまちまちの反応

 東京市場は一進一退か。休場明けの米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落し、ナスダックが上昇した。ダウ平均は240ドル安の39566ドルで取引を終えた。ダウ平均やS&P500は横ばいスタートから失速して下げ幅を拡大。ナスダックは強めに始まった分、失速しても終値ではプラスを確保した。3月ISM製造業景況指数が市場予想を上回ったことなどから長期金利が上昇しており、これが株価の重荷となった。ドル円は足元151円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて115円高の39985円、ドル建てが155円高の40025円で取引を終えた。

 CME225先物は上昇スタートを示唆しており、日本株は前日大幅安の反動でひとまず買いが先行すると予想する。ただし、きのうの日経平均が大幅高スタートから大幅安となっただけに、相場の変調に対する警戒はくすぶる。40000円台をスンナリ回復できるかが焦点となる。きのうの終値(39803円)が25日線(39741円、1日時点)に近いだけに、伸び悩んでもプラスで終える展開がメーンシナリオ。ただし、寄り付き天井のような形となって40000円付近で戻り売りに押されるようだと、25日線割れから下げ幅拡大の展開も意識しておく必要がある。日経平均の予想レンジは39500円-40150円。
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