NY為替見通し=4 月米景気先行指標総合指数とFRB高官の発言に要注目か
本日のNY為替市場のドル円は、4 月米景気先行指標総合指数を見極めた後は、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演に注目する展開となる。
4 月米景気先行指標総合指数は前月比▲0.3%と予想されており、3月の同比▲0.3%と変わらずの悪化傾向が見込まれている。
景気先行指標は10の経済指標(労働市場、製造業の新規注文数、建設業の建設許可申請数、株価指数、長期金利、消費者の期待指数など)を含んでおり、おそらく、労働市場の悪化や長期金利の上昇懸念、そしてインフレ懸念などがマイナス要因となっていることが想定できる。
15日のニューヨーク市場では、4月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高を受けて、米10年債利回り低下とドル売りに繋がり、昨日は、新規失業保険申請件数や住宅着工許可件数の悪化にも関わらず、輸入物価指数の上昇により、米10年債利回りの上昇とドル買いに繋がった。
本日も、4 月米景気先行指標総合指数を受けた米10年債利回りの動向を注視していきたい。
本日は、先日、金利引き下げを急ぐことはないとの認識を示したウォラーFRB理事や、利下げ開始に関しては「様子見モード」との認識を示していたデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されており、ややタカ派的な見解が予想されている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、156.74円 (5/14高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、155.17円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)
4 月米景気先行指標総合指数は前月比▲0.3%と予想されており、3月の同比▲0.3%と変わらずの悪化傾向が見込まれている。
景気先行指標は10の経済指標(労働市場、製造業の新規注文数、建設業の建設許可申請数、株価指数、長期金利、消費者の期待指数など)を含んでおり、おそらく、労働市場の悪化や長期金利の上昇懸念、そしてインフレ懸念などがマイナス要因となっていることが想定できる。
15日のニューヨーク市場では、4月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高を受けて、米10年債利回り低下とドル売りに繋がり、昨日は、新規失業保険申請件数や住宅着工許可件数の悪化にも関わらず、輸入物価指数の上昇により、米10年債利回りの上昇とドル買いに繋がった。
本日も、4 月米景気先行指標総合指数を受けた米10年債利回りの動向を注視していきたい。
本日は、先日、金利引き下げを急ぐことはないとの認識を示したウォラーFRB理事や、利下げ開始に関しては「様子見モード」との認識を示していたデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されており、ややタカ派的な見解が予想されている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、156.74円 (5/14高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、155.17円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)