NY為替見通し=日銀利上げやFOMC余波による戻りの鈍さ続くか注視

【※表記を一部修正します。】

 NYタイムは、昨日の日銀利上げやハト派な内容と受け止められた米連邦公開市場委員会(FOMC)の余波によるドル円の戻りの鈍さが続くか注視する局面か。

 FOMCは雇用の伸び鈍化に配慮した部分があったため、週末に7月米雇用統計を控えるなか、昨日の弱めだった7月ADP全米雇用報告に続き本日発表となる4-6月期米非農業部門労働生産性・速報や同単位労働コスト・速報値、前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数などの強弱を受けた振れに要注目となる。

 本日の労働関連指標は前回比で強弱が交錯していたり、明確な方向感を示唆したりするような事前予想内容ではないが、予想比での強弱に反応することが想定できる。そのほか米株寄り付き後発表の7月米供給管理協会(ISM)製造業景気指数は景況指標としてだけでなく、内訳の支払い価格や雇用指数など個別の項目がマーケットに与える影響にも注意したい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、昨日NY午後の戻り151.26円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、本日東京タイム昼頃の押し目149.07円。

(関口)
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