4日の主な要人発言(時間は日本時間)(1)

4日14:47 チポローネECB専務理事
「欧州中央銀行(ECB)の政策は、ユーロ圏のインフレ率が引き続き鈍化していることからは追加利下げが可能になる」
「ECBの政策は、過度に制約的になるリスクがある」

4日22:45 カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「世界経済は第2四半期に約2.5%成長し、7月の予測と一致」
「米国では、消費が牽引し経済成長は予想を上回ったが、労働市場は減速している」
「ユーロ圏の成長は観光業やその他サービス業によって押し上げられたが、製造業は軟調だった」
「両地域のインフレは引き続き緩やかである」
「カナダドルは、主に米ドル安を反映して小幅に上昇している」
「原油価格は7月に想定されていたよりも低い」
「カナダの第2四半期の経済成長率は2.1%。これは7月予測よりわずかに高い数値」
「労働市場は引き続き減速しており、ここ数カ月の雇用状況はほとんど変化していない」
「ただ、賃金の伸びは生産性に比べて高い水準を維持している」
「予想通り、インフレ率は7月にさらに鈍化し、2.5%となった」
「住宅価格の高騰は依然としてインフレ率全体の最大の要因だが、鈍化し始めている」
「他のサービスでもインフレ率は依然として高いままである」
「幅広いインフレ圧力が引き続き緩和していることから、理事会は政策金利をさらに0.25%引き下げることを決定した」
「経済における過剰供給は引き続きインフレ率に下押し圧力をかけており、住宅価格やその他サービスの価格上昇はインフレ率を押し下げている」
「金融政策の決定は、今後得られる情報と、それがインフレ見通しに与える影響に関する当行の評価に基づいて行われる」
「物価安定を回復するという確固たる決意を維持」

4日23:05 ボスティック米アトランタ連銀総裁
「労働市場が徐々に緩和する中でソフトランディングの可能性を予測」
「賃金上昇は物価安定に寄与する水準に後退」
「ビジネス関係者によると、労働市場は緩和傾向にあるものの、依然として概ね安定している」
「現在はインフレと同等に最大雇用目標を重視している」
「インフレリスクが引き続き低下するよう、FRBは警戒を怠らない必要がある」
「リスクが残っているため、インフレに対する勝利を宣言する準備はまだできていない」
「価格圧力は急速に、そして広範囲に減少している」
「ビジネス関係者の間ではパニックは起きていないが、経済と労働市場は勢いを失っていると述べている」
「最近のインフレ報告は、インフレが2%への持続可能な道を進む可能性が高いという自信を強めている」
「経済のソフトランディングは近いかもしれない」
「制限的な政策スタンスを長く維持してはならない」

4日23:50 マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
「25ベーシス・ポイント(bp)の引き下げに強いコンセンサスがあった」
「引き下げペースの減速や50bpの引き下げなど、様々なシナリオについて議論した」
「インフレ率はまだ目標を上回っている」
「現時点では、25bpの引き下げが適切と思われる」
「FRBとの金利差による為替レートへの大きな影響は見られない」

※時間は日本時間


(中村)
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