韓国中銀、3年ぶりの利下げ実施も慎重姿勢を維持

 韓国中銀は11日、3年ぶりに政策金利を0.25%引き下げ3.25%とした。インフレ圧力の緩和と国内需要の低迷を背景に、経済成長を支援する姿勢に転換したが、住宅価格上昇と家計債務増加への懸念から、今後3カ月間は追加利下げを控える見通しだ。中央銀行は金融緩和のペースを慎重に調整し、経済と金融の安定のバランスを取ろうとしている。利下げは民間消費と企業投資を支援すると期待されているが、住宅ローン需要の急増にも警戒が必要。韓国経済は輸出の回復が見られるものの、国内需要の回復は遅れており、今年の成長率予測は2.4%に下方修正されている。

(越後)
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