NY株式サマリー(30日)=ダウ418ドル安と続落 S&P500とナスダックも3日続落

◆ダウ平均: 42573.73 -418.48 -0.97%
◆S&P500: 5906.94 -63.90 -1.07%
◆NASDAQ: 19486.79 -235.24 -1.19%

 30日のNY株式相場は続落。年末年始の株高が期待されたが、先週末にテスラなどのハイテク・ジャイアント株が下落した流れが続いた。タイヤの空気圧モニターの問題で70万台のリコールを発表したテスラが3.30%安と大幅に3日営業続落したほか、アップル、マイクロソフト、メタ、アマゾンも1%超下落した。一方、エヌビディアは0.35%高と3日ぶりに反発した。ダウ平均は下落してスタートすると、一時、728ドル安まで下落幅を広げ、418.48ドル安(-0.97%)と2営業日続落して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.07%安、1.19%安で終了し、ともに3営業日続落した。業種別ではS&P500の全11セクターが下落。一般消費財、素材、ヘルスケア、生活必需品、ITが1%超下落した。センチメントは引き続き悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の15.95ポイントから17.40ポイントへと3営業日連続で上昇した。

 例年、年内最終5営業日と新年の2営業日はサンタクロース・ラリーと呼ばれ、上昇確率が高いが、今年はサンタクロース・ラリー前半の4日間でダウ平均が0.78%安、S&P500が1.12%安、ナスダック総合が1.41%安とそろって下落した。年内の取引をあと1日残し、12月月初来ではダウ平均が5.20%安、S&P500が2.08%安となった一方、ナスダック総合は1.40%高と2カ月続伸ペースとなった。年初来ではダウ平均が12.96%高、S&P500が23.84%高、ナスダック総合が29.81%高と、そろって2年連続の大幅高ペースとなった。
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